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中国4大国有銀行の純利益5323億元 今年前半

9/10(月) 12:45配信

東方新報

【東方新報】中国工商銀行(ICBC)など4大国有銀行の2018年前半の決算が出そろった。いずれも業績が底を脱し、回復に向かっている。4行の純利益は計5323億元(約8兆6900億円)で、1日あたりでは約30億元(約490億円)の利益を上げていた計算になる。

 ■預金獲得では工商銀行がリード

 中国農業銀行(Agricultural Bank of China)の純利益は前年同期比6.6%増の1157億8900元(約1兆8900億円)、中国建設銀行(China Construction Bank)は同6%増の1470億2700万元(約2兆4000億円)、中国銀行(Bank of China)の純利益は同5.21%増の1090億8800万元(約1兆7800億円)、中国工商銀行の純利益は同4.5%増の1604億元(約2兆6200億円)だった。

 四大国有銀行の預金獲得競争では、中国工商銀行が一歩リードし、顧客の預金は年初から1兆2600億元(約20兆6000億円)増加した。新顧客も大幅に増え、今年前半、同行の融資利用者は10万を突破。個人口座開設者は2000万人近く増えた。

 ■不動産業界向け不良債権率はやや上昇

 中国農業銀行の趙歓(Zhao Huan)総裁は決算発表の場で、「不動産業界向け融資の不良債権率は比較的低いが、今年前半はやや上昇した」と述べた。

 中国農業銀行の今年前半の不動産業界向け融資の不良債権額は年末の57億8900万元(約945億円)から85億3900万元(約1兆3900億円)に増加。不良債権の割合は1.13%から1.45%に上昇した。

 趙総裁は「不良債権は付加価値の低い製造業に集中している。当行で新たに発生した不良債権の60%が製造業のもので、15%が卸売・小売業だ。貿易摩擦の影響も受けている」と語った。

 ■「3、4級都市」の住宅ローン融資が増加

 今年前半は、「3、4級都市」での住宅ローンの増加が目を引いた。

 中国農業銀行の住宅ローン融資残高は3兆4000億元(約55兆5000億円)で、前年末から8.5%増えた。住宅ローンの不良債権額は前年末から13億元(約200億円)減少し、100億元(約1600億円)だった。同行の住宅ローン融資の増加分の56%を「3、4級都市」が占め、比率は3.9ポイント上昇した。

 中国工商銀行の今年前半の住宅ローン融資額は、「1、2級都市」と「3、4級都市」の比率がほぼ同じだったという。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。

最終更新:9/10(月) 12:45
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