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宝塚月組新人公演「エリザベート」主演の暁千星「独特の空気感でした」

9/11(火) 21:23配信

デイリースポーツ

 宝塚歌劇団月組新人公演「エリザベート」が11日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。これまで10度の再演を数える大ヒット作で、主人公の黄泉の皇帝トートを演じた暁千星をはじめ、下級生にいたるまで熱い舞台を繰り広げた。

【写真】暁千星 得意のダンスにさらに磨き

 暁はこれが最後の新人公演。新人公演だけでなく、本公演でも重要な役を次々を演じているが「やはり『エリザベート』ということで、独特の空気感と緊張がありました」とホッとした様子を見せた。今回の本公演では皇太子ルドルフと革命家エルマーの2役を役替わりで演じており、「いろんな視点で見えるので、今回のトートを演じるにあたり整理できました」と笑顔を見せた。

 もともとはダンスで頭角を現したスターだが、歌唱でも飛躍的な成長を見せた。難曲ぞろいの舞台だが「高い声は出るので、歌い上げる場面は楽しかった」との言葉通り、堂々たる歌を披露した。その一方で「もっと低い音もリラックスして出せるようになりたい」と、さらなる成長を宣言。「今回はいっぱいいっぱいだったので、もっと死としての存在、エリザベートへの愛を見せられるようになれれば」と東京公演への課題を口にした。

 タイトルロールのヒロイン・エリザベートを演じた美園さくらは、今公演で退団する月組トップ娘役・愛希れいかの後任。「これまでと新人公演への取り組みは変わりませんが、愛希さんのエリザベートが素晴らしいので、その役を演じさせていただいているという責任感を感じました」と、得意の歌と芝居でエリザベートの内面を丁寧に演じた。

 また本公演で暁とともに役替わりでルドルフを演じている風間柚乃は、エリザベートを暗殺するルキーニ役。物語の語り手として、本公演との膨大なセリフの変更をものともせず、客席をグイグイ物語の世界に引っ張り込んだ。また得意の歌はもちろん、演技でも暗殺者としての狂気を見せ、芝居巧者ぶりを印象づけた。

 東京公演は11月8日。