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小学生の教育、どう選ぶ? 塾、通信教育、家庭教師、無駄にならない選び方のポイント

9/11(火) 17:30配信

ファイナンシャルフィールド

小学生になると聞こえてくる「○○ちゃんは塾に行っている」。

学力低下がニュースになり、学校の勉強だけでは不安、せめて学校の勉強には遅れないようにしたい、と思う保護者は少ないでしょう。

うちも塾に、と思うけれど、塾や通信教育、家庭教師など、学校外の教育方法はさまざま。安くない費用もかかるのだから、子どもにとって効果的な方法を選ぶためには、どんなポイントがあるのでしょうか。

学校外の教育費、どのくらい使っている?

小学生では、ほとんどの子どもがなんらかの習い事をしていますが、そのうち、塾や通信教育に使われている費用はどのくらいなのでしょうか。

「平成28年度子供の学習費調査の結果について」(文部科学省)によると、子ども一人あたりにかかる学校外活動費(塾や習い事にかかるお金)の、1年間の総額は公立小学校で約21.8万円。私立小学校では、約61.3万円となっています。このうち、塾などにかけている「補助学習費」は公立小学校で8.3万円、私立小学校は30.5万円です。

学習塾、通信教育、市販の問題集、みんな何を選んでいるの?

一口に補助学習といっても、学習塾や通信教育のほか、家庭教師、プリント教材などさまざまなものがあります。ベネッセ教育総合研究所の第5回学習基本調査によると、小中学生の学校外の学習時間は、2006年から延び続け、2015年の平日の平均学習時間は小学生で95.8分、中学生で90分です。

そのうち、小学生については「学習塾に通っている」が39.0%、「市販の問題集や参考書を使っている」が35.2%、「通信教育」が20.7%でした。

結果が出る勉強方法選びは、子どもにあわせて!

塾を選ぶにしても、通信教育にしても、お金をかけて勉強するのだから、子どもがやる気をもって臨み、結果が出る方法を選びたいものです。そのポイントは、子どもの性格や適正にあわせる、ということ。子どもの適正にあっていれば「勉強が楽しい!」につながり、結果が出ます。


・みんなと一緒だからがんばれる! 「学習塾」
学習塾は、学校のお友達も通っており、みんなで一緒に授業を受けるスタイルが一般的。競争心があったり、周囲に影響されやすいタイプのお子さまにぴったりです。ただ、みんな一緒に進んでいくので、自分から質問できる積極性がないお子さまや、過去の勉強内容が理解できない場合は、勉強自体が嫌いになる傾向を強めてしまいます。

その場合は、個別指導塾も選択肢に入れてみましょう。部活動をがんばっていて、勉強時間がとりにくかったり、マイペースで進めたほうが理解できるタイプのお子さまも、個別指導なら結果につながりやすい傾向があります。その子にぴったりの勉強方法なども教えてもらえ、自分なりのやり方が身につけば、自宅での学習も変わるでしょう。


・コツコツ、マイペースでやりたい! 「通信教育」
テレビCMでも気になる通信教育は、全国規模で積み上げられたデータに基づくカリキュラムが強み。要点を押さえながら、短時間で勉強できるよう工夫されています。学校の教科書にあわせたカリキュラムが選べ、学校のペースにあわせて進められるのもポイントです。タブレットタイプの教材も増えており、プリントなど紙の資料が増えず、整理整頓しやすいのもメリットでしょう。

通信教育は、自分で集中できる環境と目標が作れ、コツコツと自分のペースで進めたい、というお子さま向けの学習方法。計画を立てて進める、という訓練にもつながり、自発的に勉強するようになった、というお子さまも多いようです。

ポイント制やゲーム的な要素など、楽しみながら進められるようプログラムされていますが、自分でペースを作っていかなければ進まないのは大きなデメリットです。親がいくら言っても進められない、という状況に陥りやすくなります。相対的な学力やライバルの存在も感じにくいので、お友達に影響されやすいタイプや、集中力が持続しにくいお子さまには不向きです。


・市販の問題集、参考書
できるだけお金をかけず、自分で勉強させたい、と思ったとき、最初に考えるのが市販の問題集や参考書の利用です。小学生の間であれば、親が教えることもできます。書店には多くの問題集があり、さまざまな子どもに対応できるようになっています。

市販の問題集を使うデメリットは、授業の進行にあった内容になっているか、また、子どもがちゃんと理解できる内容になっているか、を親が判断しなくてはならない、ということ。また、解答や解説など、親のフォローが非常に重要です。子どもにあわせて、勉強をみてあげる時間がとれない場合は、子どもだけで勉強させるのはとてもむずかしいかもしれません。

親子コミュニケーションの一環として、じっくり子どもと取り組みたい、という場合であれば、子どもの今の理解状況がわかるので、おすすめです。いくつかの問題集をやってみながら、お子さまにぴったりのスタイルを一緒に探していきましょう。

小学生の時代は、その後の中学校、高校の学習の基礎になる大切なとき。基礎を身につけるための学習として、学校外の学習方法を検討するときは、お子さまのタイプを十分考慮して、一番、ぴったりのやり方を選択してあげてください!

出典
文部科学省 平成28年度子供の学習費調査について
ベネッセ教育総合研究所「第5回学習基本調査」

Text:FINANCIAL FIELD編集部

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