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悪天候ゆえ奇跡の一枚、走るクラブヘッドが作り出した水面の水柱【カメラマンの景色】

9/12(水) 7:41配信

ゴルフ情報ALBA.Net

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯編】。

【写真】コース内はこんな状態… 懸命のコース整備に頭が下がる

国内女子ツアーのプロゴルファー最強決定戦を制したのは申ジエ(韓国)。2位以下に大きく差をつけての圧勝劇だった。舞台となった富山県の小杉CCは連日、強い雨に見舞われ、最後の最後まで中断するなどホールアウトも危ぶまれたが、大会関係者、コース関係者の努力もあって、無事、日曜日までに72ホールを終えることができた。

コースの至る場所で水が浮き、ただでさえ難しいメジャー大会のコンディションをより難解なものにした。それはバンカーも同じで、こちらは至るところで水たまり状態が見られた。そんなバンカー内からのショットで、奇跡的な一枚を抑えたのが、鈴木祥カメラマンだ。

「今のカメラはシャッター音がしないので、インパクトの瞬間を取ろうと、遠目からバンカーショットを撮影しました。水たまりの中にスタンスを取って、打つ姿だけでもなかなかない状況だったのですが、プレスルームに戻ってよく見てみると、水柱が上がっていたことに気づき、驚きました!」(鈴木カメラマン)

これはインパクト直前の写真。ヘッドが下りてきたであろう軌道のすぐ下の水が跳ね上がるように水柱を作っている。もちろん水面に触れているわけでなく、あくまでもクラブヘッドの勢いがこの水柱を作り出した。「バンカー内でのウォーターショットという極めて珍しい状況下で、極めて珍しい一枚を抑えることができました。悪天候だったゆえの一枚ですね」(鈴木カメラマン)と、奇跡の一枚を振り返った。

(撮影:鈴木祥)<ゴルフ情報ALBA.Net>