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スマートスピーカー、機能も市場も急成長

9/12(水) 22:52配信

産経新聞

 話しかけると人工知能(AI)が応答し、音楽を流したり家電を操作したりするスマートスピーカー。エアコンやテレビ、電灯のオンオフのほか、声だけで日用品などをインターネット通販で購入することもできる。画面付きの新製品が登場するなど、商品や機能は広がりをみせており、急拡大する市場で各社の競争が熾烈(しれつ)さを増している。

 スマートスピーカーは人間の言葉を認識するAIを搭載。「音楽をかけて」と呼びかけると、音楽を流し、天気予報やスケジュール確認、翻訳、言葉の検索などもできる。国内で買える主な製品は、米アマゾン・コムと米グーグル、無料通信アプリのLINE(ライン)が提供する3種だ。

 アマゾンの「アマゾンエコー」の最大の特徴は連携企業が提供する「スキル」と呼ばれる機能が拡張していく点。国内ではタクシーの配車サービスなど1千種類超のスキルが使える。

 グーグルの「グーグルホーム」は検索機能で培った情報の正確さが強み。経路案内や渋滞情報を精度よく検索することができる。

 LINEの「クローバウェーブ」はLINEアプリでメッセージを送ったり、読み上げたりする機能を備えている。廉価版の「クローバフレンズ」ではLINEの音声通話機能で電話することも可能だ。

 米調査会社ストラテジー・アナリティクスの調査では、スマートスピーカーの2018年4~6月期の世界出荷台数は前年同期比約2倍の1170万台。富士経済は国内市場も17年度の18億円から、25年度には9倍以上の165億円規模に急成長するとみる。

 アマゾンはディスプレー搭載の新機種の国内発売を始めており、他社も追随する見込み。単なるスピーカーにとどまらない機能拡張と市場拡大が期待される。

最終更新:9/12(水) 22:52
産経新聞