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ヤマハ発、大型三輪バイク予約受け付け 国内市場活性化へ

9/14(金) 7:15配信

SankeiBiz

 ヤマハ発動機は13日、前輪2つ、後輪1つの大型三輪バイク「ナイケン」の予約受け付けを始めたと発表した。845ccという大排気量のエンジンを積んだスポーツタイプで、安定した乗り心地と軽快な走りを両立させた。大型二輪免許で乗れる便利な乗り物としての魅力を伝え、縮小傾向が続く国内バイク市場の活性化にもつなげたい考えだ。

 ヤマハ発は、既に125ccと155ccの三輪スクーター「トリシティ」を商品化しており、培った技術を進化させて開発した。

 前方の2輪が、車体の傾きに合わせてそれぞれ独立して動く独自機構を採用。左右のタイヤが路面の状況に応じて個々に動くため、段差を乗り越える際にも車両がふらつきにくい。強いブレーキ操作でも安定して止まれるという。

 東京都内で開いた発表会で日高祥博社長は「モビリティー(移動体)の世界を広げたい」と強調。国内では年間4000台程度と推定される個人向け三輪バイク市場の拡大に弾みをつけることに意欲を示した。

 大型三輪バイクの主なターゲットは、青春時代に親しんだバイクに年月を経て再び乗り始める40~50代の「リターンライダー」だ。年内に欧州や米国でも順次販売を本格化させ、日米欧の合計で年約2500台の販売を目指す。希望小売価格は178万2000円。

 日本自動車工業会によると、バイクの国内販売台数は1982年に327万台とピークに達し、その後は原付きを中心に減少。2017年は前年比2.9%増の38万台と4年ぶりに前年を超えたが、ピーク時の約1割にとどまる。

 ただ、趣味で所有する傾向が強い大型バイクなどは底堅く推移している。大型三輪バイクを品ぞろえに追加することで、そうしたクラスを求める顧客の選択肢を広げる。

最終更新:9/14(金) 7:15
SankeiBiz