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セ・リーグで3割打者、30本塁打者「倍増」の謎

9/13(木) 16:56配信

夕刊フジ

 【プロ野球実況中継】

 仕事柄、毎日野球のさまざまなデータとにらめっこなのですが、最近、スポーツ新聞に掲載されている個人打撃成績表、投手成績表に異変を感じます。

 極端な打者成績はセ・リーグ。3割バッターが実に14人、30本塁打以上の選手が6人(数字はいずれも11日現在)もいるのです。

 昨年は3割打者が7人、30本塁打以上はわずか3人でしたから、どちらも倍増。11日にはDeNAのソト選手が30号を打ちましたが、開幕寸前の故障で出遅れため、今季出場はまだ86試合。143試合なら50本のペースです。

 一方、セ・パともにおやっという数字なのは投手成績。規定投球回をクリアしている選手がセ・リーグはわずか8人、パ・リーグには9人しかいないのです。

 昔から打撃30傑、投手15傑といわれてきましたから、基準の数字の半分になっているんですよ。

 打者の方はいろいろな理由がありそうですが、投手はシンプルに分業時代の産物でしょう。

 そしてこうした投高打低の成績に比例して、年俸の方も打高投低に傾くのではないかと。打者の3割や30本は絶好の年俸アップの材料。規定投球回数に届かないのはマイナス材料ですからね。

 一部報道によれば、ヤフオクやゾゾマリンのホームランテラスに続いて、甲子園球場にラッキーゾーンを復活させようというプランがあるとか。ますます打高に拍車がかかるでしょう。

 厄介な時代に、投手の皆さんは年俸アップのためにどう生きていくのか? 分業全盛にブレーキがかかるんでしょうか。

 ちなみに、12日のニッポン放送ショウアップナイターは東京ドームの巨人対ヤクルト戦。里崎智也さんと私のコンビでお届けします。

 あとがない巨人、吉川投手には一人で投げきるくらいの気概を見せてほしいものです。

 ■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。17年4月よりフリー。

最終更新:9/13(木) 17:48
夕刊フジ