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印企業、プラ削減を本格化 マイカップ持参、社員に水筒配布

9/14(金) 7:15配信

SankeiBiz

 プラスチックの消費削減に向けた活動が、インド企業にも広がっている。各社はオフィスでの使い捨てプラスチック製品の使用を抑制したり、事業活動を環境負荷軽減型に切り替えたりして、社員と家族のプラスチックに対する意識改革に取り組んでいる。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 インドに進出した米IT大手コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ(CTSH)は、オフィスからプラスチックをなくすため、社員にマイカップの持参を呼び掛けている。同社のグローバル責任者、ディーパク・プラブ・マティ氏は「マイカップの取り組みは当社の2020年に向けた目標の一部にすぎない」と話す。同社は20年までに、集積場に廃棄されるごみをゼロにすること、社内で使用する電力の20%をグリーン電力で賄うこと、1人当たりの1日の水道水使用量を20リットルに抑えることなどを目指している。

 個人的な問題意識をきっかけにプラスチックごみ対策に取り組んでいる企業もある。インドの複合企業RPGグループの幹部、S・ベンカテシュ氏は、数年前からレジ袋の使用をやめ、同僚にも同じ行動を勧めている。

 同社では3年前からプラスチック製のスプーンや皿の代わりにガラスや陶器、ステンレス製の食器を導入し、全社員にステンレス製の水筒を配布した。ベンカテシュ氏は「ものを捨てる習慣をなくしたい。洗う手間はあるが、それに見合う価値がある」と述べた。この取り組みは400人の従業員が働く西部ムンバイの本社で始まり、すぐに国内の他の支社にも広げた。

 政府による取り組みを通じて、プラスチック削減は一段と加速しそうだ。ムンバイを州都とするマハラシュトラ州は3月、使い捨てプラスチック製品の使用を全面的に禁止した。南部タミルナド州も19年1月からプラスチック製品の使用を禁止すると6月に発表した。

 コンサルティング会社のキャップジェミニは、16年からプラスチックごみ対策に取り組んできた。同社のインド・アジア太平洋部門の幹部、ダヤカー・レッディ氏は「政府がプラスチックごみ対策を講じており、企業も環境負荷軽減の取り組みに着手しなければならない。プラスチック製品の使用禁止は重要な一歩だ」と述べた。(ニューデリー支局)

最終更新:9/14(金) 7:15
SankeiBiz