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働く母親に育てられた子供は幸せ?不幸? 実は関連性がないことが明らかに

9/16(日) 9:00配信

THE PAGE

 働く母親に育てられた娘の方が仕事で高い成果を上げているという学術調査結果が話題となっています。同調査では、子供の幸福度についても調査を行っていますが、母親が働いているかどうかは、幸福度に影響を与えないという結果も出ているそうです。

 この調査・研究を行ったのは、ハーバード・ビジネススクールの教授らによるグループで、調査対象となったのは29カ国の10万人の親子です。

 同調査によると、働く母親に育てられた娘は、働いていない母親に育てられた娘よりも雇用される可能性が1.2倍高く、職場でもリーダーシップを発揮しやすいそうです。また平均的な賃金も高いという結果が得られました。一方、働く母親に育てられた息子の方は、育児などに費やす時間が長く、男女平等の感覚を持っています。また結婚相手には仕事を持っている人を選ぶ傾向が顕著だということです。

 母親が仕事を持っていることは、特に娘の場合、キャリアによい影響を与えるという結果ですが、子供の幸福感はどうなっているのでしょうか。

 この研究では、母親の就労が子供の幸福度にどう影響を与えているのかについても調査が行われていますが、息子、娘にかかわらず、母親の就労と子供の幸福感には関連性がないと結論付けています。

 一連の研究に対しては批判的な意見もあるようですが、母親の就労と幸福度に目立った相関がないことが統計的に明らかになったのは、非常に重要な成果といってよいでしょう。

 日本は労働者の賃金が低下しており、若い世代では、ごく一部の世帯を除いて共働きが当たり前となっています。これまで母親が働いていることが子供の成長にマイナスの影響があるとの指摘があったことから、就労を躊躇する人もいたはずです。

 この研究結果だけを信じるのは早計ですが、子供が男の子であれ、女の子であれ、母親が就労することについては、あまりネガティブに考えなくてもよさそうです。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:9/16(日) 9:00
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