
日本財団と東京・渋谷区によるトークイベント『都市とスポーツとエンタテインメントの未来』が13日、都内であり、代々木公園にスポーツとエンターテインメントを軸にしたスタジアム構想についてパネルトークが開かれた。
この日のイベントでは冒頭、渋谷区の外郭団体である一般社団法人「渋谷未来デザイン」が、この「代々木公園スタジアム」構想を発表した。それによると、都立公園で54万平方メートルの敷地を誇る代々木公園の一角に、「スポーツ・エンターテインメントの聖地として、そして都市防災の拠点としてのスタジアムパークをつくる」という内容。3~4万人を収容するサッカーを中心としたプロスポーツのスタジアムで、音楽などのエンタメ興行や防災拠点にも活用するイメージだという。緑が多い代々木公園の特徴を活かし、自然と共生した施設で住民憩いの場を目指し、イベントなどの帰りには地域経済への貢献も期待できるとした。
パネル討論には、日本トップリーグ連携機構会長でJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏やディスクガレージの中西健夫会長、元サッカー日本代表の福西崇史選手らが参加し、議論を交わした。
※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【動画】「代々木公園スタジアム」構想発表 川淵氏や福西氏らパネルトーク」に対応しております。
◇ ◇
中西:中西でございます。川淵さんのあとにしゃべるのは結構、なかなかしゃべりづらいんですけれども。最近よく川淵さんといろいろお話をさせていただいていて、これからの未来像っていうことでいうと、スタジアムっていうのはやっぱり、特に欧米とか見ると、スタジアムを造るんじゃなくて、街をつくるっていう発想にどんどんなっていっていると思っています。だからまちをつくるっていう中でスタジアムがあって、スタジアムからどう派生していくかみたいなことを考えたときに、もちろんスポーツも大事なんですが、われわれがやっている音楽関係と一緒に、ある意味いろんなものをつくっていくのが、今、望ましい形ではないかと思います。なぜかと言うとやっぱり民間がお金を出してつくっていくということは、イコール、ビジネスモデルとして成立しなきゃいけないということでもあると思うので、その辺はこれからどういう形が一番ベストなのかっていう模索をしていこうと思っています。
日本っていう国はなかなか、先ほどの川淵さんのお話でもありましたが、例えばスポーツ産業全体だと日本が5兆円で、アメリカが50兆円とかっていう、10倍ぐらいの差がある。それは成熟している、していないだけではなくて、一番大きいことは、行政、官がつくっているものしかなかった時代がすごく多かったと思います。それがJリーグができたことによって民間的な発想も入り、いろんな形になっていったと思うんですが、まだまだまったく足りません。 本文:10,526文字 写真:1枚
この日のイベントでは冒頭、渋谷区の外郭団体である一般社団法人「渋谷未来デザイン」が、この「代々木公園スタジアム」構想を発表した。それによると、都立公園で54万平方メートルの敷地を誇る代々木公園の一角に、「スポーツ・エンターテインメントの聖地として、そして都市防災の拠点としてのスタジアムパークをつくる」という内容。3~4万人を収容するサッカーを中心としたプロスポーツのスタジアムで、音楽などのエンタメ興行や防災拠点にも活用するイメージだという。緑が多い代々木公園の特徴を活かし、自然と共生した施設で住民憩いの場を目指し、イベントなどの帰りには地域経済への貢献も期待できるとした。
パネル討論には、日本トップリーグ連携機構会長でJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏やディスクガレージの中西健夫会長、元サッカー日本代表の福西崇史選手らが参加し、議論を交わした。
※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【動画】「代々木公園スタジアム」構想発表 川淵氏や福西氏らパネルトーク」に対応しております。
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中西:中西でございます。川淵さんのあとにしゃべるのは結構、なかなかしゃべりづらいんですけれども。最近よく川淵さんといろいろお話をさせていただいていて、これからの未来像っていうことでいうと、スタジアムっていうのはやっぱり、特に欧米とか見ると、スタジアムを造るんじゃなくて、街をつくるっていう発想にどんどんなっていっていると思っています。だからまちをつくるっていう中でスタジアムがあって、スタジアムからどう派生していくかみたいなことを考えたときに、もちろんスポーツも大事なんですが、われわれがやっている音楽関係と一緒に、ある意味いろんなものをつくっていくのが、今、望ましい形ではないかと思います。なぜかと言うとやっぱり民間がお金を出してつくっていくということは、イコール、ビジネスモデルとして成立しなきゃいけないということでもあると思うので、その辺はこれからどういう形が一番ベストなのかっていう模索をしていこうと思っています。
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