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マクラーレン、生産現場を映し出す「ウォーキングウィンドウ」などを備えた新正規ディーラー「マクラーレン麻布」内覧会

9/14(金) 21:31配信

Impress Watch

 9月15日から営業を開始するマクラーレンの新正規ディーラー「マクラーレン麻布」(東京都港区南麻布5-2-32)で、グランドオープンを前に新施設について紹介するメディア内覧会が開催された。

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「マクラーレン東京」「マクラーレン大阪」「マクラーレン福岡」「マクラーレン名古屋」に続く日本5拠点目の正規ディーラーであるマクラーレン麻布は、ラグジュアリーカーの販売を行なうSKY GROUPが運営を担当。136m2のショールーム内でマクラーレンの最新モデル3台が展示可能となっており、マクラーレンの最新CI(コーポレート・アイデンティティ)に基づいてデザインされた日本初の正規ディーラーとなっている。

マクラーレン麻布 ショールーム概要

・販売代理店会社名:ブルース株式会社(SKY GROUP)
・所在地:東京都港区南麻布5-2-32
・電話:03-3446-0555
・営業時間:10時~19時(水曜日定休)

■ここがマクラーレンの新しいランドマークになる

 内覧会では、マクラーレン・オートモーティブ アジア 日本代表 正本嘉宏氏からマクラーレンや新たに誕生する正規ディーラーについての紹介が行なわれた。

 正本氏は日本でのマクラーレンの活動が順調に進んでおり、8月末現在で前年比142%の販売を達成し、国内保有台数が800台(7月末現在)を超えたことを紹介。直近で発表したモデルとなる「600LT(シックスハンドレッドエルティ)」についても期待をはるかに超える反響を得て強い手応えを感じているとアピールした。

 さらに日本マーケットはマクラーレンのグローバルビジネスで3位に位置しており、その市場の中心となっている東京に2店舗目の正規ディーラーをSKY GROUPと協力して出店。この南麻布にSKY GROUPの本社があること、麻布は東京の一等地でありながらアクセス性のいい最高のロケーションであること、グローバルで展開をスタートした最新のCIを国内初導入したことの3点を挙げ、正本氏は「ここがマクラーレンの新しいランドマークになると確信しております」と表現した。

 そんな自信ある新正規ディーラーの細部について正本氏は解説。ショールーム内には「オービトリアム」と呼ばれる展示スペースを用意して、マクラーレンの最新モデルを車両展示。このオービトリアムとの対角線上にある壁面には「ウォーキングウィンドウ」と名付けられた大型ディスプレイを設置しており、英マクラーレンの本社であり、マクラーレンモデルを生み出している「MTC(マクラーレン テクノロジー センター)」のある英国 ウォーキングの映像を表示している。

 このウォーキングウィンドウについて正本氏は「こちらにマクラーレン テクノロジー センター、またはプロダクションセンターの最新映像を映してリンクすることで、お客さまには距離を超えて、マクラーレンが持つ本当のDNAを感じていただけるという新しい試みになります」と解説。このウォーキングウィンドウはマクラーレンの新CIで大きな目玉となる設備で、まだ世界的にも数か所にしか設置されていないという。英国と日本は時差が大きいこともあってリアルタイムの映像ではないが、最新モデルを製造する“鮮度の高い映像”を取り寄せて紹介するようにすると正本氏は語った。

 このほかにも4Kの大型タッチスクリーンを使った3Dカーコンフィギュレーターが壁面に備えられ、来場者が自分好みの1台をインタラクティブに、エンタテイメント性たっぷりに楽しみながらデザインしてもらえると紹介された。

 また、スペシャルゲストとして招かれた英マクラーレンのデザイン・ディレクター ロブ・メルヴィル氏によるプレゼンテーションも行なわれ、マクラーレンのデザイン哲学、展示車の600LTを使ったデザイン解説が行なわれた。

 メルヴィル氏はマクラーレンに入社して9年目となり、「P1」を最初のモデルとして手がけたほか、すべてのモデル開発に関わってきたという人物。メルヴィル氏はマクラーレンのデザイン哲学として「息を呑むような製品を作り、機能をビジネスストーリーとして伝えることをミッションとしている」と紹介。

 クルマを見た時に、どのようにクルマの周辺を空気が流れ、空気圧のマックスを抑え込んでいるのかをデザインから分かってもらえるだろうと語り、デザインにおいて原理、原則となる柱として「すべてに理由があって存在している」「素材の真実性を追求する」「卓越した美意識」「エンゲージメント」「常に勇敢であれ」という5つの要素を、マクラーレンを象徴するものとして重要視していると解説した。

 600LTのデザイン解説では、「ロングテール」を意味するLTを車名に使うこのクルマでは、フロントマスクのスプリッターがスタンダードモデルとは異なり深く、広くなりエアロダウンフォースを強化。ボディの側面ではドアパネルからリアフェンダーにかけてエアインテークとなっており、大きな開口部でエアを取り込んでできるだけ大きなエンジンパワーを得られるようにしたほか、リアデッキからエアを流してエンジンの冷却も促すという機能性を与えていると説明。

 また、通常は車両の下側に設定されているエキゾーストパイプをリアデッキに設定。これによってエキゾーストシステムの短縮が可能となって軽量化が図れたが、600LTの排出ガスは夜間になると青白い炎となって見えるほど高熱になり、これはデザインの大きな特徴となっているが、カーボンファイバー製リアウイングの中央には熱対策としてセラミック加工が施されることになったと語られた。

 車両後方ではダウンフォースを改良するためバンパーとディフューザーが延長され、「P1 GTR」と類似した形状となった。ボディ周辺をエアフローがきれいに流れていくようにデザインされ、車両のドラマチックさを象徴するものになっていると紹介された。

■「マクラーレンモデルを販売できることを非常に光栄に思う」と笠井CEO

 マクラーレン麻布を運営するSKY GROUPのCEOを務める笠井成人氏は、このマクラーレン麻布ではマクラーレンの世界観を発信していくのはもちろんながら、さまざまなツールを使うことでユーザーとのコミュニケーションを深めるという新たなコンセプトが与えられていると紹介。また、マクラーレンはF1での輝かしい歴史と卓越したテクノロジーとイノベーションを備え、それに加えて1台1台のクルマの細部まで驚くほどこだわりを持って生産していると語り、そんなマクラーレンのモデルを自分たちが販売できることを非常に光栄に思っているとコメント。

 また、マクラーレン・オートモーティブ アジア・パシフィック担当マネージング・ディレクターのジョージ・ビッグス氏からもマクラーレンの活動やマクラーレン麻布を出展する意義などについて語られ、ビッグス氏から笠井CEOに対して「感謝の気持ちを表すささやかなギフト」としてマクラーレンのロゴマークが入ったオーナメントが贈られた。

Car Watch,編集部:佐久間 秀

最終更新:9/14(金) 21:31
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