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「11億」を手にするのにフェアウェイキープは不必要!? トップ5の選手をデータ分析してわかったこと

9/14(金) 16:32配信

みんなのゴルフダイジェスト

PGAツアー最終戦「ツアー選手権」が目前に迫っている。この試合によって1000万ドル(約11億円)のビッグボーナスを手にする年間王者が決まるわけだが、自力でその称号を掴み取ることができるのは現在のポイントトップ5の選手のみ。データ分析の専門家ゴウ・タナカがトップ5の共通項を数字から読み解いた。

2連勝で勢いに乗る“ゴルフの科学者”ブライソン・デシャンボーのドライバー連続写真

数字から見えてきたプレーオフ現在トップ5の傾向

フェデックスカップは最終戦を残すのみとなり、自力優勝の可能性が残されたのは5名に絞られた。ブライソン・デシャンボー、ジャスティン・ローズ、トニー・フィナウ、ダスティン・ジョンソン、そしてジャスティン・トーマスだ。

この5人のスタッツを分析し、トップ5、トップ10(ポイントランキング6-10位)、そしてツアー平均値(中央値を使って算出)を比べ、2018年ツアーを上位で戦うにあたり貢献度の高かった要素を紐解いていく。

調べた項目は下記だ。

・バーディ率(パー5、パー4、パー3)
・パーオン率
・ストロークゲインどパッティング(SGP、パッティングのスコアに対する貢献度)
・スクランブリング(パーオンを逃したホールでパーかそれより良いスコアで上がる確率)
・フェアウェイキープ率
・ドライビングディスタンス

上記の項目すべてにおいて、トップ5は平均値よりも上回っているのは容易に想像できるのだが、1つだけ平均以下の項目があった。それはフェアウェイキープ率だ。なんとツアー平均より、トップ5平均、トップ10平均のどちらとも低かった。そしてトップ5の平均が最も低いという結果となったのだ。

ツアー平均は61.29%、トップ5の平均が59.824%だ。ここで言えるのは、フェアウェイキープはあまり意味を持たず、60%ほどあればゴルフにおいては問題ないということだ(2018全米プロゴルフ選手権で、タイガーはフェアウェイキープ率36%で、最終日6アンダーを記録した)。

他のすべての項目でトップ5、10ともに平均値を上回っていたのだが、その中でも圧倒的にトップ5が平均値を上回っていた項目に注目してみよう。それは、バーディ率(とくにパー5とパー4)、とドライビングディスタンスだ。

トップ5全員がパー5バーディ率の部門においてトップ8入りを果たしている。パー4バーディ率は11位以内、バーディ率も11位以内だ。他の部門でこれほど全員が高いランキングのものは他に見当たらない。パッティングのランキングは71位、アプローチでは104位という順位なのにトップ5にいる選手もいる。

トップ5のバーディ率平均は4.4(1日に4.4個)と非常に高い。ツアー平均は3.63なのでその差はかなり大きい。1日にだいたい0.8打も違うのだ。トップ10の平均は3.94なので、トップ10と5の差もほぼ0.5打と、2日で1打差が出る計算になる。

トップ5のパー5バーディ率平均は54.29%、ツアー平均は43.73%とその差は歴然だ。トップ10平均は49.152%でトップ5とは5%離される結果となった。トップ5のパー4バーディ率平均は20.7%、ツアー平均は16.82%、トップ10平均は18.94%とパー5同様、ランキングと相関する結果となった。

次にドライビングディスタンスだが、トップ5の平均飛距離は310.36ヤード、ツアー平均295.8ヤードに比べて約15ヤードも違う。これはアイアンの1番手強の差だ。ちなみにトップ10の平均は306.24ヤードで平均よりも10ヤード以上多い。この差は非常に大きい。

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