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<旅するスマホ29>7月29日、日本に帰国 それぞれのその後 ~カイロから日本へ~

9/14(金) 10:31配信

埼玉新聞

 埼玉県さいたま市のウェブ制作会社に勤務するヨウスケ(35)が、スマートフォンを頼りに、2カ月かけてユーラシア大陸を陸路で横断。徒歩で800kmの「スペインのサンティアゴ巡礼道フランス人の道」に挑戦し、最終目的地モロッコを目指します。ウェブディレクターならではの視点で、世界のIT状況や、現地の人々との交流をレポートしていきます。※連載は今回で最終回になります。

<旅するスマホ28>旅の終わりモロッコとお世話になったアプリ ~マラケシュからカサブランカ~

 カイロ国際空港での長い乗り換えの待ち時間に、タクシーでギザのピラミッドを往復してきた。そして最後のアクシデント。さあ日本に向けて出国だという荷物検査で、大切なお土産を廃棄させられてしまったのだった。カサブランカの空港で買った、“モロッコの黄金”と言われるアルガンオイルの小瓶。お世話になった人への唯一のお土産だったのに、「この瓶は危険。ここはエジプトだ」の一言で係員に目の前で捨てられた。

 7月29日の18時過ぎ成田空港に到着した。そして予定通り8月1日から出勤。日常が戻った。

 長い時間一緒に歩いたビュング(61)は、ニューヨークに戻った頃すぐにサンティアゴで撮ってくれた写真を送ってくれて、以来LINEでやりとりをしている。

 ビュングと一緒に“高齢化社会”について議論したスロバキアのフィリップ(21)からはFacebookメッセンジャーで帰国の連絡が入った。

 巡礼路の前半、Hey Buddy!と気さくに声を掛けてくれていたフェリーペはどうしているだろうか。Gmailでチャットするように話していたが、連絡が途絶えてしばらく経つ。ロサンゼルスで教師を辞めて、これからどうするのかは聞いていない。

 カナダ訛りのフランス語を気にしていたケベックのテリスタンは、Facebookで結婚を報告していた。彼女のタイムラインで、ピレネー越えで一緒だった韓国人女性のゴールも知ることもできた。話した回数や、再会が一番多かったオーストリアのハイディとは連絡先を交換していなかった。

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最終更新:9/14(金) 10:31
埼玉新聞