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韓国で日中韓メディアフォーラム 神奈川新聞など12社が役割議論

9/14(金) 16:18配信

カナロコ by 神奈川新聞

 日本、中国、韓国のマスメディアが、文化都市の持続的発展に向けての役割を議論する「2018東アジア文化都市ネットワークメディアフォーラム」が13日、韓国・光州広域市の国立アジア文化殿堂国際会議室で行われた。同市などの主催で、日中韓3カ国の11都市から新聞やテレビなど計12社が参加し、各都市での取り組みや課題などを語った。

 光州広域市の無等日報編集局副局長のチョ・ドクジン氏は、光州が韓国の文化を先導してきた経緯などを紹介し、「文化行事や政策を一般の事件や行政関連の記事のように扱っては、事業の性格や趣旨が毀損(きそん)されることが多い」と指摘。「読者が本質をのぞき込めるよう核心を伝えるべきで、そのためには専門性が絶対的に求められる」と訴えた。

 中国泉州市の泉州晩報副編集長の郭培明氏は「ここ5年間、泉州市、光州市、横浜市が推進して友好交流が実施されたことで、3都市は相互理解と友情を深めているが、言葉や地理的な限界により、民間交流や学術研究などは活発化しておらず、メディアの役割も微々たるものにとどまっている」と課題を提示。その上で、3都市の主流メディア間で伝達体制を構築し、各自の紙面や番組に他都市の文化や観光などの関連ニュースを掲載することなどを提案した。

 今回の催しは、日中韓文化大臣会合での合意に基き、文化芸術による発展を目指す都市として選定された横浜市、泉州市、光州広域市などが2014年から交流や協力を重ねてきた日中韓の都市間交流事業の一環として開催された。マスメディアと連携した相互広報により、各都市の知名度やイメージが向上することを目的としている。韓国5社、中国5社、日本からは神奈川新聞、新潟TV21が参加した。

 基調講演では、日中韓3カ国が加盟する国際機関「日中韓3国協力事務局」の李鍾憲事務総長が「日中韓3カ国は、つらく不幸な時期もあったが、それぞれ固有の文化を保ちながら『東アジア共同の価値』を実現するため、交流と協力を続けてきた。より強化された3カ国協力により、北東アジア、さらには世界の平和と安定にも積極的に貢献することを願っている」と呼び掛けた。

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