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アイスホッケー平昌五輪代表がパワハラ 不祥事続く

9/14(金) 18:22配信

日刊スポーツ

日本アイスホッケー連盟は14日、ピョンチャンオリンピック(平昌五輪)代表選手も所属する女子アイスホッケーチームの御影グレッズ(北海道清水町)で、指導者によるパワーハラスメント行為があったとして、監督、コーチらの処分を発表した。

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小野豊コーチ(44)を登録停止3年、平昌オリンピック(五輪)代表でもある小野粧子選手兼コーチ(37)を活動停止6カ月、細田秀夫監督を戒告、川端忠仁コーチを戒告とした。今年4月に同連盟の通報窓口に御影グレッズでパワハラ行為が発生しているとの2通の通報文書が届き、懲戒規定に基づき、倫理委員会で調査していた。主な違反行為は以下の通り。

<1>小野豊コーチの違反行為

複数の選手に対してスティックでヘルメットを殴る、フェイスガードの網を持って揺さぶる、胸ぐらをつかんだり、こづいたりしてリンクから追い出すなどの暴力を行っていた。15年には選手1人を繰り返し怒鳴るなどして退部に追い込んだ。16年のリーグ戦で1人の選手を複数の選手の面前で罵声を浴びせるなどして、同選手を退部に追い込んだ。今年3月のリーグ戦ファイナルでは、失点した中高生を怒鳴るとともに、以降は試合に出さず、試合途中の休憩時間には、ベンチ入りを許さず、防具を脱ぐことを強要。中高生3人を退部に追い込んだ。

<2>小野粧子選手兼コーチの違反行為

小野豊コーチに同調し、当該選手に冷たい態度を取ったり、同選手への愚痴を他の社会人選手に言うなどして、当該選手を孤立状態にした。今年3月のリーグ戦ファイナルでは小野豊コーチともに中高生3人に防具を脱ぐことを強要し、退部に至らしめた。

小野選手兼コーチは5月に引退も2月の平昌五輪代表。2勝3敗だったチームで全試合に出場し1ゴール1アシストと活躍していた。日本連盟は「平昌オリンピック出場の実績を有するなど他選手との間には歴然とした上下関係があり、かつ絶対的な存在だった。このような立場を認識して慎重に判断して行動すべきところ、結果として多数の選手に対して孤立させる状況を繰り返し作った(一部略)」と指摘している。一方で「すでにコーチを解任され退部している。自らの代表選手としてのスキル、心構え等を本件チームの選手に還元してきた側面も認められる」と酌量の余地も言及した。

最終更新:9/15(土) 0:51
日刊スポーツ