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サイバーエージェントの社長が上梓した異色の“麻雀ビジネス本”

9/15(土) 6:05配信

ITmedia ビジネスオンライン

 サイバーエージェントの藤田晋社長が『仕事が麻雀で麻雀が仕事』(竹書房)を上梓した。自身が傾倒している麻雀への熱い思いと、ビジネスとの関連性について触れている異色の“麻雀ビジネス本”ともいうべき内容だ。

藤田社長が優勝した「麻雀最強戦」

麻雀の実力もピカイチ

 まず、麻雀を知らない読者のためにゲームの概要を説明しよう。麻雀とは4人で卓を囲んで行うものだ。ゲームのスタート時に、ポーカーのカードに当たる牌が配られる。その後、4人で牌を順番に自分の手の内に持ってきて、要らない牌を捨てる。どんな牌を持ってくるかは分からないので、将棋や碁と比べて運の要素が強いのが特徴だ。国内にはいくつかのプロリーグもある。

 藤田社長の麻雀に対する情熱は単なる趣味を超えている。本書によると、麻雀に傾倒する前は、毎日のように仕事の会食が入っていたにもかかわらず、週に1~2回は麻雀の予定を入れるようになったという。さらに、麻雀をする日は集中力を高めるために食事を抜く。お酒を飲んだり、食事をしたりしながら麻雀を楽しむ人も多いが、藤田社長は真剣勝負にこだわっているのである。

 実力もなかなかのもので、2014年にはプロも参加する「麻雀最強戦」という大会で優勝している。麻雀最強戦の公式Webサイトによると同大会には3000人を超える一般参加者やプロが参加するという。

麻雀の地位向上に取り組む

 藤田社長はプロプレイヤーとして麻雀大会に参加することもあるが、現在はさまざまな麻雀大会を企画したり、麻雀の地位向上に取り組んだりしている。

 例えば、18年には一般社団法人Mリーグ機構(東京都渋谷区)を設立し、代表理事に就任している。同機構は競技麻雀の普及と発展を目的とした団体で、セガサミーホールディングスや電通といった大手企業も参画している。

 コンテンツとしての麻雀の魅力を伝える活動にも取り組んでいる。グループが展開するAbemaTVで「麻雀チャンネル」を開設し、麻雀をプレイする動画を配信している。本書によると、AbemaTVの中でも多くの視聴者を集める人気チャンネルになっているという。

 藤田社長はかつてアメーバブログや日経ビジネスアソシエといった経済誌で積極的に情報発信をしていたのだが、最近では麻雀専門誌である『近代麻雀』だけで連載していると「おわりに」に書いている。タレントの香取慎吾さんなどが出演して話題になった『72時間ホンネテレビ』の舞台裏やサイバーエージェントが仮想通貨取引所から撤退したニュースの真相なども連載で明かしている。

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