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グループ魂、リクエスト曲を募集した3年振りワンマンは音楽番組パロディで爆笑ランキング発表

9/15(土) 14:00配信

エキサイトミュージック

グループ魂が9月5日、東京・豊洲PITでワンマンライブ『東京、水入らず』を開催した。約3年ぶりの単独公演となったこの日は、オフィシャルサイトで事前に募集したリクエストの上位曲を中心とした内容。ヒット曲、代表曲をたっぷり楽しめる貴重なステージが繰り広げられた。

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最初にステージに登場したのは、黒柳徹子に扮した港カヲル(MC/皆川猿時)、バイト君(大道具/村杉蝉之介)。ステージは伝説的某音楽番組のパロディとして構成され、リクエストの上位曲が10位から順番に披露された。破壊(Vo/阿部サダヲ)、暴動(Gt/宮藤官九郎)、小園(Ba/小園竜一)、石鹸(Dr/三宅弘城)、遅刻(Gt/富澤タク)が登場し、まずは第10位の「君にジュースを買ってあげる♡」、第9位の「Run魂Run」を演奏した。

その後は、破壊がソファに座り、港カヲル、バイト君とのMCを挟みながら進行。最初のトークでは「『君にジュースを買ってあげる』が1位かと思ってたよ。びっくりした」(破壊)と驚きつつ、リクエストの20位から11位までを発表。「チャーのフェンダー」などの人気曲が予想外の順位であることがわかると、客席から「えー!?」という声が上がった。この中から12位の「幼稚&デストロイ」、19位の「ラブラブエッサイム’82」を披露。「ラブラブエッサイム’82」ではスクリーンに三池崇史監督が手がけたMVが映された。

ライブ中盤でもこのバンドならではの個性的なステージが展開された。第8位にランクインしたユニコーンのカバー曲「服部」の途中では、破壊が歌舞伎役者“九代目中村屋華左衛門”に扮するおなじみのコント「中村屋」を披露。「唯一、“売れたい”と思ってリリースした曲です」(港カヲル)という7位のバラードナンバー「べろべろ」で感動を生み出した後は、下ネタ系のコール&レスポンスを取り入れた「押忍!てまん部」、“人名タイトルシリーズ”の最初の楽曲「竹内力」が演奏された。

6位の「SHIKAN」、5位の「スーパー!サマー!アックスボンバー!ラブハンター!06!」を挟み、コントのコーナーへ。今回のリクエストはCDに収録されたコント作品も対象になっていて、もっとも票を集めた「ハイテンションパブの反省会」が披露された。パブの店長役の破壊、店員役のバイト君、港カヲル、石鹸、遅刻のハイテンションなやりとりによって、会場は爆笑で包まれた。

今年8月に逝去した名優・津川雅彦の名前を冠した「津川雅彦」、白いハットを被った破壊、ポリスに扮した港カヲル、バイト君が華麗なダンス・パフォーマンスを見せた4位の「職務質問」の後、ライブは後半へ。まずは“今週のスポットライト”としてニューシングル「もうすっかりNO FUTURE!」をMV付きで演奏。パンキッシュなサウンドと“パンクは死んだって言うけどさ パンクの前に俺が死んじゃう”という歌詞がひとつになったこの曲は、グループ魂の新たな代表曲として広まりそうだ。そして、ここからはベスト3。3位の「ペニスJAPAN」、2位の「ラブラブ マンハッタン」(TOKIOに提供した楽曲のセルフカバー)、1位の「モテる努力をしないでモテたい節」が続けて発表され、ライブの熱気はピークに達した。

アンコールでは破壊、暴動、バイト君の3人が登場し、コントを繰り広げた。グループ魂は1995年、この3人のギター漫談トリオとしてスタート。「このコントが気になって、本編、うわの空でした(笑)。この3人スタイルでコントをするのは、7~8年ぶりなので」(暴動)という貴重なステージだった。さらにバンドのテーマソング「TMC」でフロアを盛り上げ、ライブはエンディングを迎えた。20年以上に及ぶグループ魂のキャリアと多彩な魅力をたっぷり堪能できた、大充実のライブだった。
(取材・文/森朋之)