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「勝手にサザン」だけの野外フェス 愛ゆえに多士済々

9/15(土) 8:38配信

朝日新聞デジタル

 サザンオールスターズのデビュー40周年を祝おうと、ファン自主企画の野外フェスティバル「勝手にサザンDAY」(朝日新聞社後援)が19日、東京の代々木公園で開かれる。サザンを敬愛する坂本美雨ら多数のアーティストが出演し、サザンの曲を演奏し、DJプレーを披露する。一人のファンの熱意が周囲を動かし、夢や希望をもらったサザンに恩返しの気持ちを届けようとしている。

【写真】サザンオールスターズの魅力について語る千原徹也さん=11日、東京都渋谷区

 イベントの発起人・主催者は、昨年リリースされた桑田佳祐のアルバム「がらくた」のジャケットデザインなどを手掛けたアートディレクターの千原徹也さん(42)。サザン、今回のイベントへの思いを聞いた。

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■「KAMAKURA」が好き

 ――サザンとの出会い、好きになったきっかけは

 子どものころ、母が見ていいよというテレビが歌番組だけだったんです。

 あの箱の中の世界にあこがれがありました。当時テレビは、クリエーティブの上では最高峰のイメージがあった。長渕剛さんやオフコースはテレビに出ないけど、サザンは出ちゃう感じが格好良かった。

 ――アルバム「KAMAKURA」(1985年)が一番好きだとか

 スーパースターの明石家さんまさんが当時、テレビで「KAMAKURA」を話題にしていた。「これは買わなきゃいけないな」と。音楽アーティストの曲を買うことで、大人になったような感覚がありましたね。

■デカいライブ なければ自分たちで

 ――「勝手にサザンDAY」を開くきっかけは

 以前、コンテクストデザイナーの高木新平さんと、「サザンがいなくても、サザンを敬愛するアーティストが何十組も出るフェスをやったら面白いよね」という話をしていたんです。

 サザン40周年の今年、デカいライブを見たいと思っていたら、なかったんですよ。来春、全国でドーム・アリーナツアーが開催されるんですが、野外で聞きたいという気持ちが残りました。高木さんと話していたことをやれないかと、「本気でやりませんか」と言ったら、「じゃあやろうか」という話になって。

 その後、CMのクリエーティブディレクター、イベントプロデューサーも手伝ってくれることになり、何となく骨格ができた。色々な人脈で、色々な人が集まってきました。

 ――イベントの曲目はどうやって

 アーティストから希望を出してもらいました。かぶらないように調整して。全員バラバラで、それぞれ面白い選曲をしていますので。安藤裕子さんは、サザンのドラムの松田弘さんが歌った「松田の子守唄」。佐藤千亜妃さんは、サザン一番のヒット曲「TSUNAMI」。「フィロソフィーのダンス」はアイドルなので、「壮年ジャンプ」を歌います。「アイドル、アイドル」って。

■若い世代に魅力伝えたい

 ――イベントへの思いは。また、どんな人たちに来て欲しいですか

 僕は、桑田さんとサザンへの恩返しだと思ってやっています。「がらくた」のジャケットを担当させてもらったのも一つだし、自分が生きて行く上での夢を持てたのもサザンのおかげだったりするので。

 もう一つは、若い世代にサザンのすごさを知って欲しい。今回出るのは、ほぼ若いアーティストなんです。キャリアの長い浜崎貴司さんや「かせきさいだぁ」は、今も若い人たちが支持している人たちです。彼らが歌うことによって、若い人たちに新しくサザンを発掘してもらえたらいいなと思っています。

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 イベントは代々木公園の野外ステージで19日午後4時開場、同5時開演。入場無料。

 ◇出演アーティスト 安藤裕子、おとぎ話(Vo.有馬和樹、Gt.牛尾健太)、かせきさいだぁ、佐藤千亜妃(きのこ帝国)、小西康陽、坂本美雨、SHE IS SUMMER、DJダイノジ(大谷ノブ彦)、岩瀬賢明(とけた電球)、フィロソフィーのダンス、浜崎貴司(FLYING KIDS)、フレンズ(おかもとえみ、ひろせひろせ)、LUCKY TAPES、Licaxxx、ワンダフルボーイズ、DJやついいちろう(エレキコミック)

 ◇詳細は公式サイト(https://katteni.lemonlife.jp/)(聞き手・小山茂樹)

朝日新聞社