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大坂なおみラケット 「市販品」でメーカー“お詫び”は正解

9/15(土) 12:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 祝賀ムードに水を差す一件だ。

 ヨネックスは14日、全米オープンで優勝した大坂なおみが使用しているラケットについて、「ほぼ市販品」とした説明が事実と相違していたとしてお詫びし、訂正した。

 マスコミ各社に送った文書には、大坂と契約を締結した14年から使用しているラケットは、大坂の要望に応じ、フレーム重量平均312グラム、バランスポイント308ミリにした。この数値は販売している商品との差がともに約2%だったことから「ほぼ市販品」と答えていたそうだが、「同選手の要望に合わせて調整を施しており、結果、現在販売している商品とはラケットの形状やグロメットも厳密には異なっております」と、市販品と100%同じではないとした。

 ちなみに、ガットは市販品と同一だということだが、そもそも世界で戦うプロが市販品のラケットでプレーしているはずがない。選手の個々の要望に合わせて手を加えるのは当たり前だ。

 例えば、ゴルフクラブもそうだ。メーカーと契約している著名なツアープロたちは、「10ヤード飛距離が伸びた」「このアイアンは飛んで曲がらない」と、アマが飛びつきそうな宣伝文句を並べる。

 しかし、バリバリのツアープロが使っているクラブは市販のものとそっくりでも、ヘッド、シャフトとも似て非なるケースがほとんど。シャフトは独自契約しているメーカーのものを使いながら、純正シャフトと同じカラーに塗り替えている悪質なケースもある。

 ヨネックスは早くに「お詫びと訂正」を出して正解だ。