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“なおみフィーバー”に永ちゃんも脱帽!? 大坂なおみ、世界女性アスリート長者番付トップへ

9/15(土) 16:56配信

夕刊フジ

 “なおみフィーバー”は想像を絶する。テニスの全米オープン女子シングルスで日本勢初の四大大会制覇を成し遂げた大坂なおみ(20)が13日に帰国。凱旋会見のあとに契約1億円超の日産自動車のブランドアンバサダー就任発表会に出席して声援を浴びた。今季獲得賞金はすでに579万7826ドル(約6億5000万円)、新規スポンサー契約で10億円超は確実。世界の女性アスリート長者番付でも、全米オープン決勝で下したセリーナ・ウィリアムズ(米国)をしのいで1位になりそうな勢いだ。(塚沢健太郎)

 永ちゃんもびっくりだ。日産の担当者が思わず本音を漏らした。

 「まさかこんなことになるとは…。発表会が優勝して帰国する日になるとは思いませんでした。このキャパシティで入りきるのかと、直前まで大変でした。ラッキーで、タナボタです」

 午前4時過ぎに羽田空港に到着した大坂は、9時半から横浜市内のホテルで帰国会見。さらに11時から同市内で日産ブランドアンバサダー就任発表会を行った。

 帰国会見には海外メディアも含めて報道陣61社157人が集まったが、日産の発表会にはさらに多い約250人が集結した。日産アンバサダー就任は、全米オープン前から決まっていたものの、同社はうれしい悲鳴だ。

 大坂が好きな車を「GT-R(1900万円)」と明かすと、その場で日産の星野朝子専務執行役員が「差し上げましょう」。当初から提供される予定だった電気自動車「リーフ」(400万円)とともに贈呈が決まった。

 同じく同社のブランドアンバサダーを務めているのがロック界のカリスマ、矢沢永吉(68)。CM出演料は1億円超とみられ、大坂も同等まで高騰しているといわれている。

 日産は野球の侍ジャパンのオフィシャルパートナーでもあり、「侍ジャパンオフィシャルカー ノートe-POWER新CM発表会」を7月10日に稲葉篤紀監督(46)が行う予定だったが、排ガス測定値改ざんの不祥事が発覚した影響で中止に。イメージダウンも大坂が完全に払拭した格好だ。

 大坂のブランド価値はうなぎ登りで、トーナメント賞金と合わせると、世界の女性アスリート長者番付で、1位のセリーナに迫り、追い抜く可能性もあるほど勢いがある。

 経済誌「フォーブス」の試算では全米オープン直前発表(2017年6月から1年間)の女子アスリートの長者番付は、獲得賞金とCM契約を総合して1位はセリーナ・ウィリアムズ(米国)の1810万ドル(20億円)だった。

 ついで(2)キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)1300万ドル(3)スローン・スティーブンス(米国)1120万ドル(4)ガルビネ・ムグルッサ(ベネズエラ)1100万ドル(5)マリア・シャラポワ(ロシア)1050万ドルだった。

 大坂は圏外だったが、全米オープン優勝で380万ドル(4億2000万円)を稼いで一気にブレーク。米報道によると、アディダスとのウエア契約更新が850万ドル(9億5000万円)で間もなく発表される見込み。日産との契約も含めて昨年レベルで比較すると、ウォズニアッキを超え2位。まだ今季ツアーは残っており、今後の活躍でセリーナの昨年レベルをしのぐ可能性もある。

 今後、日清食品、ヨネックス、シチズン、WOWOWなどの契約も高額で更新されることも予想され、年間収入20億円は夢ではなく、20代中頃までに100億円、さらにそれ以上の収入が想定される。大坂の生涯賞金獲得額は、703万ドル(7億8000万円)で、杉山愛(812万ドル)に次ぐ日本人2位。

 次に出場する東レ・パンパシフィック・オープンも大フィーバーは必至だ。例年、約1万人収容の有明コロシアム(東京都江東区)で行われていたが、東京五輪の改修工事で、今年は収容が4分の1(約2500人)のアリーナ立川立飛に変更。そこに“なおみ台風”が上陸とあって警備上の不安も広がっている。すでに一部席種は完売だ。

 大会関係者は「チケットの売り上げは、大坂選手が優勝に近づいた先週末から伸び始めました。メディアの取材申請も殺到しており、例年は150-200人ですが、今年は倍以上を見込んでいます。会場の記者室には入りきれず、急きょプレハブ小屋を建てて対応するつもりですが、今後何が起こることやら…」。

 大坂は19日もしくは20日のシングルス2回戦から出場するが、組み合わせは15日に立川市内で出場選手立ち合いのもと公開で行われる「本戦公開ドロー」で決まる。

 さらに、年間獲得ポイント上位8人だけが出場できるWTAファイナル(10月21日開幕=シンガポール)も控えており、世界ランク7位の大坂は「東レは特別な大会。シンガポール(WTAファイナル)にはトップ8に入らないと出られないので、ぜひ行きたい。年末までに頑張ってトップ5に入る」と宣言した。

 その動向には、これまでとは比べものにならない熱い視線が注がれている。

最終更新:9/15(土) 16:56
夕刊フジ