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自民若手議員、総裁選で試行錯誤 人間関係…「やりにくい」

9/15(土) 17:30配信

京都新聞

 2012年9月以来の選挙戦となった自民党総裁選(20日投開票)は14日、後半戦に入った。投票権を持つ党所属国会議員405人のうち、政権を奪還した12年末の衆院選以降に初当選した若手議員が約4割を占める。京都府と滋賀県の若手国会議員も、党員票の獲得へ向けて試行錯誤しながら初めての選挙戦に臨んでいる。
 京滋では自民の衆参国会議員計14人のうち、初めて国会議員票を投じる若手が10人に上る。
 12年初当選の安藤裕衆院議員(京都6区)は麻生派に所属。会長の麻生太郎財務相は3選を目指す安倍晋三首相(総裁)の盟友で、安藤氏も地元の地方議員を安倍支持でまとめようと働き掛け、派閥の電話作戦に秘書を派遣しているが「同じ党の仲間同士が戦うのは非常にやりにくい。終わってから党内の人間関係が崩れないか心配だ」と話す。
 同じく12年に初当選した大岡敏孝衆院議員(滋賀1区)は、安倍氏が立候補した際の推薦人に名を連ねた。所属する二階派の幹部から指名されたといい、「派閥の若手代表として入ったと思う」と受け止める。
 党員への支持の呼び掛けでは、総裁選ならではの苦労もある。立候補した安倍氏と石破茂元幹事長は同じ党だけに政策の方向性が似ているため、違いを説明するのが難しいという。大岡氏は「総裁選にはもう少し時間をかけ、政策の違いを浸透させられるようにすべきでは」と提言する。
 選挙戦の印象について、田中英之衆院議員(京都4区、12年初当選)は「2極対決なのであっさりしているかも。思っていたよりにぎやかではない」と話し、北海道での地震など災害の影響も挙げる。
 小鑓隆史参院議員(滋賀選挙区、16年初当選)は「石破さんは地方巡りやSNSで発信し、安倍首相は支援する議員が電話で党員に働き掛けている。手法自体は地道な選挙活動が多い」と語る。
 安倍氏は党内7派閥のうち5派閥の支持を取り付け、国会議員票で優位に立つ。京滋の若手10人も全員が安倍首相を支持しており、理由として経済政策の成果や外交の継続性を重視するとの意見が多い。さらに安倍氏の総裁在任中、自民が国政選挙で5連勝していることも支持拡大につながっている。
 昨年10月に初当選した本田太郎衆院議員(京都5区)は「まだ地盤の固まっていないわれわれ若手からすれば、選挙に強い総裁で次も戦いたいという思いはある」と期待する。

最終更新:9/15(土) 17:30
京都新聞