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さっぽろオータムフェストが8日遅れで開催 流通が回復

9/15(土) 12:27配信

朝日新聞デジタル

 札幌市中央区の大通公園で15日、秋の北海道を代表する食の祭典「さっぽろオータムフェスト」が始まった。当初は7日に開幕予定だったが、道内で6日に起きた最大震度7の地震の影響で延期されていた。30日まで。

【写真】地震による停電などの影響で8日遅れで開幕した「さっぽろオータムフェスト」。節電に配慮して、会場の電力は自家発電機でまかなっている=15日午前10時48分、札幌市中央区、豊間根功智撮影

 屋台で北海道各地のグルメを楽しむことができ、例年200万人を超える人出でにぎわう。今年は約300店が出る予定だったが、地震の影響で取りやめる店もあった。店主の一人は「例年はアジアからの観光客が大勢来るが、今年は少し控えめ」と話した。友人たちとザンギ(味付きから揚げ)をつまみにビールを飲んでいた札幌市北区の会社員大室優介さん(32)は「毎年楽しみにしていた。地震でもしかしたらと思ったけど、やってくれてうれしい」と話した。川崎市川崎区の会社員安川恵美さん(26)は「肉も魚も何を食べてもおいしい。まだ余震もあると聞いて行くのを迷ったけれど、来てよかった」。

 8日遅れの開催について、札幌市などで作る実行委員会は食品流通が回復したことなどを挙げ、「震災直後は閉塞(へいそく)感があったが、観光客や地元の人たちに『札幌は元気だ』とアピールしたい」としている。

 政府と北海道電力は2割の節電要請をやめたものの、引き続き節電を呼びかけている。このため、会場内で使用する電気は全て自家発電機でまかなう。平日の開催時間も3時間短縮し、正午から午後7時半までとした(土日・祝日は午前10時~午後8時半)。会場内に募金箱を設置し、復興支援のため義援金も募っている。(川島大樹)

朝日新聞社