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<盛岡・1歳児食塩中毒死>元保育所経営の女に有罪判決「非常識極まりなく、過失は重大」

9/15(土) 14:35配信

河北新報

 盛岡市の認可外保育所で2015年8月に下坂彩心(あこ)ちゃん=当時(1)=を塩化ナトリウム中毒で死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた元保育所経営吉田直子被告(35)=盛岡市北飯岡=の判決で、盛岡地裁は14日、禁錮1年、執行猶予3年(求刑罰金50万円)を言い渡した。

 中島経太裁判長は「乳児に相当量の食塩を与えたのは非常識極まりなく、過失は重大」と指摘。「熱中症を防ぐために食塩を与えたという被告の動機は不明瞭で酌量の余地はなく、罰金刑は不相当」と述べた。判決によると、被告は15年8月17日、経営していた保育所で彩心ちゃんに食塩を入れた乳児用イオン飲料を飲ませ、死亡させた。

 判決を受けて弁護人は「控訴(するかどうか)は話し合って検討したい」と話した。彩心ちゃんの父亘さん(28)は閉廷後に記者会見し「求刑以上の量刑となり、裁判所が私たちの意見を考慮して判断してくれた」と語った。

 彩心ちゃんの両親は今年2月、被告に6270万円の損害賠償を求めて盛岡地裁へ提訴しており、現在係争中。

最終更新:9/15(土) 18:00
河北新報