ここから本文です

iPhone XS/XS Max/XR、進化が続くCPUをチェック

9/15(土) 19:00配信

Impress Watch

 Appleから発表された「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」。歴代モデルと比較しながら、進化の著しいCPUをチェックする。

【この記事に関する別の画像を見る】

 iPhoneシリーズのプロセッサは、iPhone 4以降はアップルオリジナルの「A」シリーズを採用している。詳細なスペックやメモリ(RAM)の容量は公表されていないが、App Store上のさまざまなベンチマークアプリでプロセッサの処理能力やメモリ容量を知ることは可能だ。

 この記事では公表されてるプロセッサ名に加え、ベンチマークアプリ「Geekbench 4」で調べた過去モデルのシングルコアのベンチマークスコアとメモリ容量を紹介する。なお、最新のGeekbench 4はiPhone 5以降しかサポートしていないので、それ以前の機種のベンチマークスコアは掲載していない(iPhone 4Sのスコアはアプリ内で表示される参考値)。

 ちなみに表には書いていないが、iPhone 5/5cが採用するA6までは32ビットアーキテクチャで、2013年9月発売のiPhone 5sのA7から64ビットアーキテクチャに移行している。現在のiOSのサポートは64ビットのみで、2018年9月中旬公開のiOS 12もiPhone 5s以降をサポートする。

 表にある、プロセッサのベンチマークスコアは、2倍とかにならない限り、それほど大きな違いにはならないと見ておいて欲しい。iPhone XS/XS Max/XRに搭載されるA12 Bionicがどのくらいの性能になるかはまだわからないが、CPU自体はA11 Bionic比で「最大15%高速」とされている。これまでのモデルでは、前モデル比で25~100%向上と謳われることが多く、「最大15%」はかなり控えめな部類だ。

 しかし一方で、GPUは50%高速化し、機械学習特化の新世代「Neural Engine」により、機械学習フレームワークのCore MLを使う限り、A11 Bionic比で「最大9倍高速」となっている。写真の検索やARの分野では、A12 Bionicはかなり威力を発揮しそうだ。なお、A12 Bionic世代からモーションプロセッサのMシリーズの名前が省かれているが、モーションプロセッサの機能はA12 Bionic内に統合されているようだ。

□メモリ容量

 あとはベンチマークアプリを使わないとわからない非公表の数字だが、メモリ容量もひとつのポイントとなる。iOSは必要メモリが少ない傾向があるが、その一方で端末の搭載容量は年々増えていて、数年後のiOSではメモリが少ない機種を足切りする可能性がある。旧モデルを買う場合でも、長く快適に使い続けるなら、メモリ容量の多いモデルの方が良い。

 iPhone XS/XS Max/XRに搭載されるメモリ容量は不明だが、iPhone Xが3GBとされているので、それ以上になると予想される。それよりも、いま自分の使っている機種のメモリ容量を確認してみよう。1GBのiPhone 6/5sの場合、すでにアプリの切り替えなどが重たくなっているかと思うので、iOSの進化とあわせて考えると、そろそろ買い替え時といえる。

 逆にiPhone 6s/6s Plusは、メモリ容量も2GBとそれまでより倍増していて、プロセッサのベンチマークスコアも良好なことから、しばらくは使い続けられると見ていいだろう。ちなみにiPhone 6sはUQモバイルとワイモバイルが現在も販売しているほか、最近はdocomo with対象機種として販売されている。

ケータイ Watch,白根 雅彦

最終更新:9/15(土) 19:00
Impress Watch