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桃田賢斗、憧れ金レジェンドの林丹に勝った!喜びより「寂しさ」

9/15(土) 6:06配信

スポーツ報知

◆ジャパンオープン第4日 ▽男子シングルス準々決勝 桃田2-0林丹(14日・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 男子シングルス準々決勝で、18年世界選手権金メダリストの桃田賢斗(24)=NTT東日本=が、08年北京、12年ロンドン両五輪王者の林丹(34)=中国=を21―8、21―10で下し、準決勝に進んだ。初対戦だった15年3月の全英オープンではストレート負けしており、対戦2試合目の今回が初勝利。20年東京五輪会場で世代交代を強く印象づけ、「次は自分がやらなきゃな、という思いが芽生えている」と世界王者の自覚を口にした。

 うれしさではなかった。桃田は「やってやったぞ、というより、寂しさがあった」と言葉を選んだ。五輪2連覇、世界選手権も5度制した英雄の林丹を大差で圧倒。「次は自分がやらなきゃな、という気持ちも芽生えている」。現・世界王者として世代を象徴する責任感さえ生む、特別な1勝だった。

 小学生時代から憧れるレジェンドがネットの向こうにいた。「緊張よりワクワク感が勝っていた」。第1ゲーム、3―3から8連続得点で一気に流れをつかんだ。守備が持ち味の林丹を前後に揺さぶり、ラリー勝負で堂々勝ち切った。初勝利を挙げても、憧れの気持ちは変わらない。「相手に球を読ませないストロークは勉強になった」。林丹も「(桃田は)スピードに乗ってミスも少ない。絶好調の彼と戦えたのは、自分にとっても良いこと」と受け止め、今後の雪辱を期した。

 桃田は今年4月のアジア選手権で、16年リオ五輪金のシン龍(中国)にも初勝利。現役の五輪王者2人を倒す充実のシーズンを歩む。15日の準決勝では、世界ランク1位のアクセルセン(デンマーク)が相手。同い年で「東京五輪でも対戦するであろう選手」。世界選手権王者と世界ランク1位。真の世界一が誰か、結果で示す。(細野 友司)

最終更新:9/16(日) 13:30
スポーツ報知