ここから本文です

<米国>台湾へ米海兵隊員駐在は見送り

9/15(土) 17:56配信

毎日新聞

 【台北・福岡静哉】台湾の中央通信社は14日、米国在台協会(AIT)台北事務所の新庁舎に、警護のため米海兵隊員を駐在させる計画が見送られたと報じた。米国務省が13日、同通信に対し「新庁舎でも現行と同じ警備態勢を取る」と回答した。米国務省は米国防総省に海兵隊駐在を要請していたが、中国が強く反発していた。

 台湾ではAIT事務所が米国の大使館の役割を担う。米CNNテレビ(電子版)によると、マティス米国防長官が国務省の要請を拒否し、海兵隊駐在の見送りを決めた。米政府高官は見送りの理由を「中国が怒るのを恐れたためではなく(装備や人員などの)供給に制限があるためだ」と説明したという。

 米国は世界各地の大使館に海兵隊を常駐させるが、台湾では控えてきた。年内に事務所新庁舎が供用開始されるのに合わせ、国務省は10月にも海兵隊を台湾に派遣する計画だったという。

 米中両政府は1972年の共同声明で「中国は、米国軍隊及び軍事施設は台湾から撤去されなければならないとの立場を表明した」と明記。これを受けて駐留米軍が台湾から撤退した経緯がある。

最終更新:9/15(土) 17:56
毎日新聞