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<関空>18日に鉄道再開 橋桁の安全確認、予定前倒し

9/15(土) 20:27配信

毎日新聞

 台風21号の影響で被害を受けた関西国際空港の連絡橋(全長約3.8キロ)の鉄道部分を保有する新関西国際空港会社は15日、橋桁の安全性が確認されたとして、JR西日本と南海電鉄が18日の始発から運転を再開すると発表した。当初は21日の再開予定だったが、鉄道橋桁の損傷が少なく、前倒しした。

 空港を運営する関西エアポートは、第1ターミナルが北側を含め全面再開する21日に、旅客便の運航スケジュールも通常に戻すとしている。関空の国際線利用者の半数以上が利用する鉄道の再開で、全面復旧に向けた動きが大きく前進する。

 関空島へは通常、JR西と南海が1日に合計約200往復を運行している。関空従業員らを含め、関空に入るバスや高速船など公共交通機関利用者の約8割が鉄道を利用。18日の再開で、対岸のりんくうタウン駅(大阪府泉佐野市)と関西空港駅を往復していた無料シャトルバスの運行は17日で終了する。

 連絡橋のマイカーの通行は引き続き禁止され、リムジンバスなどに限られる。一方で、連絡橋の自動車道の全面開通のめどは立っていない。

 新関空会社によると、タンカーが衝突して破損した道路橋桁の撤去は14日午前に終わり、鉄道橋桁への損傷がほとんどないことが確認された。JR西がジャッキなどを使ってずれた鉄道橋桁と支柱を戻し、溶接。架線の張り替えや試運転を経て、JR西・南海ともに18日から平常ダイヤで運行を再開する。

 新関空会社の春田謙社長は記者会見で「危惧していた橋桁の損傷が少なく、そのまま使用できる。夜間も作業してもらった結果、早く進んだ」と振り返った。関西エアポートの山谷佳之社長は「空港へのアクセスに大幅な改善が見込まれ、大変うれしく思う。21日に目指している空港の本格供用に向けて全力で復旧作業を進める」とコメントを出した。【蒲原明佳】

最終更新:9/15(土) 23:04
毎日新聞