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<J1>「北海道のために勝利を」札幌、川崎の壁高く

9/15(土) 22:37配信

毎日新聞

 ○川崎7-0札幌●(等々力・15日)

 6日の地震後、初めての試合で札幌の選手は喪章をつけてピッチに立った。「北海道のために勝利を」。アウェーの会場に駆けつけたサポーターが掲げる横断幕と思いは同じ。だが、昨季の王者・川崎の壁は高かった。

 守備陣が川崎の攻めに音を上げた。前半28分、自陣でボランチの宮沢が中村にボールを奪われ、パスを受けた家長のゴロのシュートはGK具聖潤がはじいたものの、こぼれ球を再び家長に拾われ今度は浮き球で押し込まれた。相手の圧力の前に札幌の守備ラインは下がり、川崎にボールを自由にスペースへ運ばれ次々に追加点を許した。

 勝機は札幌にもあった。序盤、ロングボールの処理で川崎がミスを繰り返し、荒野らがフリーのシュートチャンスを再三得ながら決められなかった。不発のエース都倉は「決定的なチャンスを決めるか決めないかで、試合の表と裏が完全に引っ繰り返ってしまった」と悔やむ。

 この日、2位の川崎を倒せば、札幌はアジア・チャンピオンズリーグ出場権が得られる3位に浮上するはずだった。主将の宮沢は「内容は惨敗だったが、次は(道民を)勇気づけられるプレーをしたい」と再起を誓った。【大谷津統一】

 川崎・鬼木監督 立ち上がりは何点取られてもおかしくなかった。そこを我慢して前半に点を取れたことが結果につながった。

 札幌・ペトロビッチ監督 失点するまでは狙い通りの戦いができていた。川崎のカウンターが鋭かった。「0-1で6回負けるよりも、0-6で1回負ける方が良い」という言葉を思い出した。

最終更新:9/15(土) 23:00
毎日新聞