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「義母と娘―」彼氏役・井之脇海が「王子すぎる」…単独インタビュー

9/16(日) 6:07配信

スポーツ報知

 18日に最終回を迎えるTBS系連続ドラマ「義母と娘のブルース」(火曜・後10時)で、主人公・亜希子(綾瀬はるか)の義理の娘・みゆき(上白石萌歌)の幼なじみ「ヒロキ」役で出演している俳優・井之脇海(いのわき・かい、22)がこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じた。

 キャリアウーマンの亜希子と、血のつながらない娘・みゆきの絆を描き、社会現象化している「ぎぼむす」。最新の9話は平均視聴率17・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と絶好調。亜希子と勤め先のパン屋店主・麦田(佐藤健)との恋の行方も佳境を迎えており、最終話での20%超えも射程圏内だ。井之脇演じるヒロキも、みゆきに対する好青年ぶりからSNS等で「王子すぎる」と人気が急上昇しており、街で「“ぎぼむす”の…」と気づいてもらえることも増えたという。

 人気の理由について、井之脇は「脚本の森下(佳子)さんの描く登場人物に優しさや愛がある。1話のなかで『面白い』と『泣ける』の感情の入れ替わりのバランスがちょうどいいところが、楽しんでいただけているのかな」と分析。自身の役については「ヒロキは『みゆきバカ』なんで、常にみゆきのお助けマンでいられる俯瞰の視点を心がけています」という。

 上白石とはキリンビバレッジの「午後の紅茶」のCMでも思いを寄せる間柄で共演しており「関係性がすでにあったので、すごくやりやすかった。現場でも、この先の夢の話とかたくさんしましたね」と笑顔。「綾瀬さんは現場に入った瞬間から、亜希子さんじゃない時間が1秒もないぐらい。その切り替えの力はすごいなあと思います。健さんはお兄ちゃんみたいな存在です」と舞台裏も和気あいあいとしているようだ。

 「血のつながり」だけでなく「心のつながり」を丁寧に描いた「ぎぼむす」。井之脇にとっても、精神性の部分で深くつながった仲間がいる。「今年ドラマで共演した俳優の寛一郎です。初めて会ったときから、一緒にいて居やすい。理屈とかじゃなくて、本能的にそう思いました。ジャマなときもあるんですけど、そのノイズが心地いいのが初めての経験でした」。腹を割って話し、互いのことを分かり合える同年代の仲間とともに役者人生を歩んでいくことを楽しみにしているといい「この関係性はこれからも大事にしていきたいですね」とはにかんだ。

 子役として活動し、12歳のときに出演した映画「トウキョウソナタ」で、映画制作の楽しさに開眼。映画監督としての一面も持ち、手がけた短編作品がカンヌ映画祭のショートフィルムコーナーに正式出品されるなど、クリエイターとしても活躍中だ。映画どっぷりの青春時代を経て、ここ数年はNHKのドラマなどの出演機会が増え、「ぎぼむす」で民放GP帯(後7~11時)の連続ドラマで初レギュラーを飾ることとなった。

 「露出を続けるってことは大事なんだな、と思いました。お金を払ってお客さんが見に来る映画とは違って、ドラマはチャンネルを回したら誰でも見てくれる。そんな環境でお芝居ができることは幸せだし、だからこそ、責任を持たなきゃいけないんだなと感じています」と井之脇。誠実に、謙虚に目の前の仕事に向き合おうとしている。

 まもなく最終回。ヒロキもこれで見納めとなる。「みんなが愛をもって行動しているけど、不器用だからそのベクトルが時には合わなかったりする。でも言葉じゃない、心の部分で深いところでつながっている、というのを見ていただければ」と呼びかけた。

 ◆井之脇 海(いのわき・かい)1995年11月24日、神奈川県生まれ。22歳。08年の映画「トウキョウソナタ」ではキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞。近年の出演作にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」、大河ドラマ「おんな城主直虎」など。放送中の「ダイハツ トコット」の大人まる子シリーズのCMで、丸尾くん役で出演中。監督作「言葉のいらない愛」は29日から渋谷・ユーロスペースで公開。

最終更新:9/16(日) 7:14
スポーツ報知