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神戸製鋼・カーター、圧巻日本デビュー!気さくに激しく21点/TL

9/15(土) 5:00配信

サンケイスポーツ

 トップリーグ第3節第1日(14日、サントリー20-36神戸製鋼、秩父宮)紅組の1試合が行われ、神戸製鋼がトップリーグ(TL)3連覇を目指すサントリーに36-20と快勝して開幕2連勝とした。サントリーは2勝1敗。今季神戸製鋼入りしたテストマッチ世界最多の1598得点を誇る元ニュージーランド(NZ)代表SOダン・カーター(36)が日本デビュー。トライをマークするなど21点をマークして、王者打倒に貢献した。

 世界最強の10番が聖地・秩父宮に“降臨”だ。世界最優秀選手に3度輝いたカーターが、王者サントリー撃破に貢献。雨の中、詰めかけた1万7576人の前で華々しく日本デビューを飾った。

 「チームにも私にも特別な試合。昨季王者と東京で対戦する大きなチャレンジで、勝ててよかった」

 前半8分に右中間31メートルのPGを決めると、見せ場は同22分に待っていた。自陣で奪ったボールを右展開すると、タッチライン際を突破したWTB山下楽平(26)からのリターンパスを受け、30メートル独走のデビュートライ。21点をマークして王者をねじ伏せた。

 当初は8日のサニックス戦(札幌月寒)出場が予定されていた。6日の北海道地震発生で、試合は中止。この日の“お披露目”となった。カーターの出場が決まった12日には、指定席が完売。午後7時半開始の前半途中でスタンドは満席に近い状態となった。

 チームに合流した8月の網走合宿で、神鋼メンバーのハートをつかんだ。選手が練習を終えても最後まで個人練習を続け、無言で意識改革を促した。食事のときも多くの外国人選手が同じテーブルに集まる中で、必ず日本選手に交じってコミュニケーションを深めてきた。調整不足で欠場した8月31日の開幕節NTTコム戦では、大スターが給水係を買って出た。

 「日本のラグビーは毎シーズン進化している。毎週改善して、次も80分間いい試合をしたい」

 史上初の2連覇を達成した2015年W杯でNZ代表は引退。世界的司令塔が、TL初年度(2003年)以降は優勝から遠ざかっている古豪を復活Vへと導く。