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和歌山の拳銃紛失「拾った住民が善人でなかったら…」 警察、不祥事相次ぐ

9/15(土) 16:20配信

産経新聞

 警察官が所持する拳銃をめぐっては今年6月、富山県警の交番(富山市)で警察官が刃物で襲われて殉職。強奪された拳銃で小学校にいた警備員の男性が撃たれて亡くなるという痛ましい事件が起きている。今回の和歌山県警の実弾入り拳銃紛失について警察庁OBは、「拾った住民の方が善人でなかったらと思うと、ぞっとする」と語った。

 一方で、不注意や組織の“緩み”による不祥事も続いている。8月、勾留されていた大阪府警富田林署の面会室から逃走した樋田(ひだ)淳也容疑者(30)=強制性交容疑などで逮捕=は、1カ月を超えた現在も逃走中。府警は連日3千人態勢で捜索を続けているが、確保に至っていない。

 樋田容疑者は、接見を終えた弁護士が帰った後、面会室のアクリル板をけ破って、弁護士側のドアから逃走。ドアを開けた際に鳴動するはずのブザーには電池が入っておらず、待合室も無人だった。樋田容疑者は署の駐車場にあった脚立で高さ約3メートルのコンクリート塀を乗り越え、逃れたとみられている。また、府警が防犯メールを通じて住民に注意喚起したのは発覚から8時間以上が経過してからだった。

 今月になってからは、新潟県警の20代の女性巡査が「寝坊をして遅刻しそうになった」と公用車で高速道路を法定速度を75キロ超過した時速175キロで暴走していたことが発覚。道路交通法違反(速度超過)の疑いで書類送検された。また宮城県警では、大河原署の40代の男性警部補が振り込め詐欺事件の被害届を誤って報道機関4社にファクス送信したことが判明している。

最終更新:9/15(土) 16:20
産経新聞