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独、シリア攻撃参加の可否検討 連立相手は反対、火だねに

9/15(土) 22:09配信

産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル政権は、シリア内戦で再び化学兵器が使われ、米国などが軍事攻撃に踏み切った場合を想定し、独連邦軍の攻撃参加の可否の検討に入った。だが、連立相手の中道左派、社会民主党は反対を表明。シリア情勢の展開次第では政権の新たな火だねとなる可能性がある。

 シリアではアサド政権が反体制派最後の拠点への大規模攻撃を準備し、米国は化学兵器使用の恐れがあるとして、その場合、同盟国と軍事攻撃を実施する可能性を示唆している。独メディアはこれを受け、独国防省が参加の可否を検討し始めたと報じていた。

 社民党側はこれに対し、憲法上、攻撃には国連などの承認が必要とし、「社民党はこれがない限りは軍事介入にくみしない」と反対を強調。一方、メルケル首相は化学兵器使用に対し、安易に座視することが「答えであってはならない」と反論している。

 ドイツはナチス時代などの反省から海外での軍事行動を厳しく制約。中東の過激派掃討を目的とした米主導の有志連合に加わるが、偵察などの活動にとどめ直接的な攻撃に参加していない。米英仏が4月、アサド政権による化学兵器使用を受け、軍事行動をとった際も加わらなかった。独メディアによると、今回の検討は米国が独側に求めたとされる。

最終更新:9/15(土) 22:09
産経新聞