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クモが怖い人は、午後7時35分に家にいないほうがいい 英研究

9/15(土) 9:30配信

The Telegraph

【記者:Sarah Knapton】
 クモ恐怖症の人は、午後7時35分には家にいないほうがいい。なぜなら、この時間にクモが最も活発に動き回るということが新たな研究で明らかになったからだ。

 英国では9月中旬から10月第1週までがクモの繁殖期のピークとなる。雌のクモがドアや窓枠に巣を張り、雄が交尾の相手を探すため家の中に入って来る。

 英グロスターシャー大学(University of Gloucestershire)の昆虫学者アダム・ハート(Adam Hart)教授は、クモが人間に最も目撃される時間を調べるため、英国内の250か所以上から1万件以上のデータを集めた。

 この結果、最もクモが目撃された時間は午後7時35分だった。また、午前6~8時にも軽いピークが見られたが、これはシンクや風呂場に一晩閉じ込められたクモが朝になって出てきた可能性があるという。

「午後7時半は人々が座っているためにクモを見かける機会も高まるが、居間以外の部屋での目撃も多いということは、人間の生活パターンだけがこの調査結果の原因ではないということを示唆している。我々は、おそらくこれが一部のクモの生態を表していると考える」とハート氏は指摘した。

「クモの季節はたった数週間で、英国のクモは基本的に全く無害だ。クモは非常に重要な捕食者で、天然の害虫駆除のようなもので、生物多様性をもたらすことを強調して伝えたい」と述べた。「私たちはクモの季節を歓迎すべきだ」

 研究は科学誌「Arachnology」で発表された。研究結果では、目撃されたクモの約80%が雌を探す雄だったことも分かった。雌は天井、ドア、窓にいることが多く、雄は壁にいることが多かった。

 ハート氏によると、「雌は車庫や窓台のクモの巣で、一方、雄は交尾の機会を探してウロウロしているところを見かけられる」という。「もちろん、クモにとって人間の家というのはそういったことをするために快適な場所なので入り込んでくる」

 英国には全部で650種類のクモが生息し、すべての種類にかむ能力があるものの、人間に害を与える強さの毒を持っているのは12種類に過ぎない。

 秋には、ゼブラハエトリグモ、ネコハグモ、ジャイアントハウススパイダー、クロゴケグモなどが一般的に多く見られる。

 ハート氏はそれでもクモが怖い人に対して、家を清潔に保ち、ドアや窓を閉めておくと言う簡単なアドバイスを提案している。洗濯物が床に積み重なった雑然とした家は、暗い場所を好むクモにとって格好の隠れ場所となる。

 ハート氏は、「クモはいつも何らかの方法を見つけるので、家からクモを完全に追い払うことは不可能だということは認めなければならない」と続けた。【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:9/15(土) 9:30
The Telegraph

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