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予防は難しい? 「乳がん」になりやすい人の生活習慣

9/15(土) 17:45配信

All About

◆乳がんになりやすい要因は?…年齢・遺伝・エストロゲン・肥満

年間1万人が命を落とすとされている乳がん。その数は年々増加していますが、そもそもなぜ増えているのでしょうか? それは女性のライフスタイルと大きくかかわっているといわれます。

どんな人、どんな習慣が乳がんになりやすいのかについて解説します。

■年齢
日本人女性の乳がん発生率は30代から上がり、40代後半から50台前半がピークになります。30代でも頭の片隅に置いておくことは必要ですが、特に40歳以上は要注意です。

■遺伝的素因
乳がんにかかったことがある家族がいる方や、片方の乳房を乳がんで手術した方などがこれに当たります。またいわゆる遺伝的素因とはちょっと違いますが、乳房に放射線を多く浴びたり、過去に良性の乳腺疾患にかかったことがあるなど、なんらかの形で遺伝子変異を起こしやすい環境にいた方も気をつけてください。

ちなみに乳がんの発生にはBRCA1、BRCA2と呼ばれる遺伝子の変異が関わっているといわれており、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、ご自身のBRCA1の遺伝子異常を知ったことで両乳房を切除したことは記憶に新しいところですね。

■エストロゲン
乳がんの発生にはエストロゲンが多く関わっているといわれます。というと難しく聞こえますが、『エストロゲンにさらされている期間』=『生理がある期間』と大雑把には考えていただければいいと思います。

そうすると初産の年齢が30歳以上の方、出産経験のない方(=妊娠している間は生理はないですよね)、初潮年齢が早かった方、閉経年齢が遅かった方、ホルモン補充療法を長期間続けている方、経口避妊剤を長期間使用した方は少し注意が必要ということになります。

■肥満
意外かもしれませんが閉経後の肥満の人も注意が必要です。これは、閉経後は脂肪組織のなかでエストロゲンが作られるからです。太っていると、その分エストロゲンが多くなるので乳がんになりやすいといわれています。ただし、閉経前の肥満は逆に乳がんのリスクを下げるといわれています。女性の体は閉経前と閉経後でかなり変わることの一例です。

こう考えると女性の社会進出、少子化、早い初潮年齢、どれをとっても、乳がんの危険因子が最近増えていますよね。乳がんの発生が年々増加しているのもうなずけます。その他、出生時体重が重い、高身長などの方も注意が必要なことがわかっています。

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最終更新:9/15(土) 17:45
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