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ホークスを救った育成出身の若鷹・牧原 「1番・二塁」に定着以降貯金「13」

9/15(土) 11:02配信

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千賀、甲斐に続く2010年育成ドラフト「奇跡の世代」

 常勝軍団にぽっかりと空いていた穴を、育成出身の25歳が埋めた。9月14日現在、首位・西武に3.5ゲーム差に迫るソフトバンクのレギュラーに、牧原大成内野手が定着。「1番・二塁」として、チームをけん引し続けている。

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 千賀や甲斐と同じく、2010年の育成ドラフト5巡目でプロ入りした牧原は、2012年に支配下契約を勝ち取り1軍デビューも果たす。しかし同期の「育成の星」が輝かしい実績を残していく中で、これまで1軍定着には至っていなかった。

 ただ環境面では、牧原が頭角を現す下地はすでに整っていた。二塁のポジションは常勝軍団にとって数少ない泣き所となっており、今季も川島や明石、川瀬らを併用するなど、相変わらずレギュラー不在の状態が続いていたからだ。

 そんな中、7月8日に1軍昇格した牧原は、すぐさま二塁のスタメンに抜擢。そして8月10日からはほぼ全ての試合で「1番・二塁」を任され、ここまで48試合71安打3本塁打24打点、打率.348という好成績で、切り込み隊長を務め上げている。

 過去6年で四球は1つのみ、今季も218打席で7四球と選球眼には明確な課題を残すが、初球打ちの打率は驚異の.512(41打数21安打)を誇る。俊足で安打をもぎ取り、広大な守備範囲で投手を救うシーンも多々見られ、走・攻・守に加えて積極性も兼ね備えた理想の1番打者として、幾度となくチームを勢い付かせてきた。

 牧原の大活躍は、チーム全体の戦いぶりにも好影響を及ぼしている。ソフトバンクは牧原が合流するまでの73試合で38勝35敗、順位はBクラスの4位に沈んでいた。それが、牧原が出場した48試合では30勝17敗1分と、実に13個もの貯金を作っており、順位も一気に2位まで浮上しているのだ。

 15日からはいよいよ、ソフトバンクと西武の直接対決。近年稀にみる白熱の展開の中で、牧原が担う役割の重要度はさらに増していくに違いない。もはや「ブランド」と言ってもいいソフトバンクの育成出身選手が、今季も覇権争いに嵐を巻き起こすか。

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

「パ・リーグ インサイト」望月遼太

最終更新:9/15(土) 11:02
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