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桃田賢斗、憧れ林丹下して4強「勝って寂しさある」

9/15(土) 9:59配信

日刊スポーツ

<バドミントン:ジャパン・オープン>◇14日◇東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ◇男子シングルス準々決勝

【写真】男子シングルス準々決勝で林丹を破った桃田

8月の世界選手権王者で世界ランク4位の桃田賢斗(24=NTT東日本)が、元世界1位で北京、ロンドンオリンピック(五輪)連覇の林丹(34=中国)に2-0で快勝し、ベスト4に進出した。バドミントン界のレジェンド、憧れ続けたアイドルから2度目の対戦で初勝利を挙げ、今日15日の準決勝で昨年の世界王者アクセルセン(デンマーク)と対戦する。

桃田の表情には複雑な笑みが浮かんでいた。試合後、多くのメディアに囲まれて口を開く。「ちょっと、何か…」。少しだけ言葉を詰まらせた後、続けた。「寂しさというか、次は自分がやらなきゃという気持ちが芽生えている。レジェンドに憧れているままじゃいられないなと。勝ったときは寂しさがあった」。感じたのは寂しさだった。

圧勝だった。4強をかける相手は、ラケットを握り始めたころから憧れ続けた林丹。同じサウスポーで、動画を見てはそのフットワークを参考にしてきた。全盛期は過ぎても世界トップの技術と戦術を誇るレジェンドをスピードで圧倒。ショットを相手コートの奥深くに運び、攻めさせて得意のレシーブで対抗する。強打とネット際への巧みなコンビネーションで淡々とポイントを積み重ねた。

15年の全英オープンで完敗して以来2度目の対戦。「林丹選手と対戦できるので、フワフワした気分でコートに立っていた」。ただ、結果は3年前と完全に逆転。林丹が前日まで2試合のフルゲームを戦ったことを割り引いても実力差は明白だった。

準決勝の相手、アクセルセンとは通算8勝1敗、現在7連勝中だ。世界王者同士の決戦を制し、20年東京五輪の会場で勝利を手にするために決勝に勝ち上がる。【小堀泰男】

最終更新:9/16(日) 15:23
日刊スポーツ