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元生徒の母親、心の傷を証言 鳥栖いじめ訴訟

9/15(土) 14:45配信

佐賀新聞

 鳥栖市の市立中学校で2012年、当時1年の男子生徒がいじめで重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり学校に通えなくなったとして、元生徒ら家族4人が市などに損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が14日、佐賀地裁(達野ゆき裁判長)であった。元生徒の母親が証言し、いじめ発覚後も続いている元生徒の心の傷の深さを訴えた。

 母親は本人尋問で、12年10月下旬のいじめ発覚数日前に、「ブツもってこい」「お前の親がどうなってもいいのか」などと同級生が脅すような発言が、元生徒の学生服に縫い付けたICレコーダーに録音されていたと主張。元生徒の様子を「いろいろなものを怖がり、抱きしめた時に私と分からず『やめてください』『ぼくのお母さんだけは助けてください』と土下座していた。学校から離れてもおびえ、時間が薬にはならなかった」とし、家族で自殺を止めたことも明かした。

 元生徒宅で母親の入院中に留守番をしていた女性の尋問もあり、元生徒は中学入学後から頻繁にけがをしたり、夜に大声でうなされたりしていたと証言した。

最終更新:9/15(土) 14:45
佐賀新聞