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代々木公園スタジアム構想発表(全文4)「試合後」に大きな可能性眠っている

9/16(日) 12:21配信 有料

THE PAGE

代々木公園スタジアム構想発表(全文4)「試合後」に大きな可能性眠っている

[画像]パネルトークに参加した林氏、中西氏、川淵氏、福西氏、坪田氏、金山氏(左から)

 日本財団と東京・渋谷区によるトークイベント『都市とスポーツとエンタテインメントの未来』が13日、都内であり、代々木公園にスポーツとエンターテインメントを軸にしたスタジアム構想についてパネルトークが開かれた。

 この日のイベントでは冒頭、渋谷区の外郭団体である一般社団法人「渋谷未来デザイン」が、この「代々木公園スタジアム」構想を発表した。それによると、都立公園で54万平方メートルの敷地を誇る代々木公園の一角に、「スポーツ・エンターテインメントの聖地として、そして都市防災の拠点としてのスタジアムパークをつくる」という内容。3~4万人を収容するサッカーを中心としたプロスポーツのスタジアムで、音楽などのエンタメ興行や防災拠点にも活用するイメージだという。緑が多い代々木公園の特徴を活かし、自然と共生した施設で住民憩いの場を目指し、イベントなどの帰りには地域経済への貢献も期待できるとした。

 パネル討論には、日本トップリーグ連携機構会長でJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏やディスクガレージの中西健夫会長、元サッカー日本代表の福西崇史選手らが参加し、議論を交わした。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【動画】「代々木公園スタジアム」構想発表 川淵氏や福西氏らパネルトーク」に対応しております。

     ◇     ◇

金山:では次のキーワードに移っていきたいと思います。地域コミュニティとシビックプライド。冒頭のプレゼンでもシビックプライドという言葉を出させていただきましたけれども、市民といっても住んでいる人だけではなくて、たぶん渋谷を愛する人々というふうに広義では言っていいと思うんですけれども、地域コミュニティとシビックプライド、これはもう林さんの専門領域なんじゃないかなと思ってますけれども、どうでしょう。

林:話を聞いていてまず1つ思ったのは、これはスタジアムの話じゃないんだなと、皆さんの話を聞いていて思いました。つまりそこにいくまでの過程が、どんな楽しみであり、つまりスポーツっていうふうに、今だと試合になってしまっていたり、日本だともっと狭いとスポーツっていうと競技みたいになっているけれども、そうじゃなくて、もっと裾野が広がったものになってくると、いくまでの過程でもあり、子供の夢でもあり、なんかもっと本当に広いものであるはずで。だからこのことを、どういうスタジアムができるのかって人が認識しちゃうと、その時点でシビックプライドとか地域コミュニティの立ち上がりとしては実は失敗しちゃうのかなと思っていて。そうじゃない、もう本当にこの試合のときにはどんどんそこまで行く街中の動線が、今日の試合はこうだからっていって、その試合に合わせて自動的にお店の道自体での活動も変わってくるようになるのが本当の意味でのシビックプライドなのかなって。

 だからシビックプライドは頼まれてやることじゃないんですよね。このスタジアムがあることを誇りに思い、それに向けてみんなが自動的に動き出しちゃうことだから、その幅をどうつくるかっていうことがすごく重要で。スタジアムだけの話じゃない会話のつくり方が重要だなと思うのと、もう1つ、ちょっと皆さんに意見を聞いてみたいのは、本音で言うと、そこでお金を使わせればいいやという場所に見えちゃうと、商業施設ができたっていうことに、これからの人たちってあんまりわくわくしないんじゃないかなと思っていて。それはでも当然、ビジネスとして成功させなきゃいけないんだけど、この取り組みが、日本人全員が世界に注目される舞台ができたっていう見え方であって、企業活動に見えるんじゃない、そこはどういう。そこがものすごく重要な気がするんですよ。 本文:7,677文字 写真:1枚

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最終更新:9/16(日) 12:50
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