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平等院鳳凰堂、文様の意味は 「宝相華」解き明かす特別展

9/16(日) 12:29配信

京都新聞

 平等院鳳凰堂の内部に描かれた花模様「宝相華(ほうそうげ)」の意味を解き明かす秋季特別展「秘密の花園-麗しくかぐわしい鳳凰堂の宝相華」が15日、宇治市宇治の平等院内の平等院ミュージアム鳳翔館で始まった。鳳凰堂内部の柱の彩色復元図が会場に並び、鳳凰堂内に表現された極楽の花畑を体感できる。
 柱の復元図は、堂内各所で彩色の復元に取り組む画家の馬場良治さんが手掛けた。北母屋(もや)柱上部の彩色復元図(縦142・5センチ、横68・5センチ)は初公開。宝相華の花びら一つ一つの色が違ったり、顔料と染料を塗り重ねてグラデーションが付けられたりしている。
 南母屋柱とは微妙に文様が異なり、場所によって文様を描き分けていたことが伺えるという。
 同館の桑原有寿子学芸員によると、宝相華という言葉は1889(明治22)年に日本で初めて使われたが、文様の意味は謎だった。鳳凰堂の宝相華は経典などの表現と共通しており、堂内を修行の一環として極楽をイメージする世界にしたのではないかという。
 来年1月11日まで。北母屋柱上部の彩色復元図の展示は11月9日まで。平等院の拝観料が必要。

最終更新:9/16(日) 12:29
京都新聞