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<吾妻山>浄土平から観光客避難 磐梯吾妻スカイライン全面通行止め

9/16(日) 11:45配信

河北新報

 吾妻山の噴火警戒レベルが2に引き上げられたことを受け、福島県などは大穴火口の半径1.5キロから観光客を避難させる対応に当たった。磐梯吾妻スカイラインは全面通行止めとなった。福島市は災害対策本部を設置した。

【地図】<吾妻山>警戒が必要な範囲

 レベルが引き上げられた当時、大穴火口に近い浄土平の駐車場には観光バスを含め50台余りが駐車。観光施設の関係者や県警が、放送設備やヘリコプターを通じて登山客らに下山と避難を呼び掛けた。

 東京都の会社役員高橋滋之さん(61)は「アナウンスを聞き、走って下山して駐車場に戻った。めったにないことで驚いた」などと話した。

 浄土平レストハウス販売促進課長の阿崎敏幸さん(48)は「最近、大穴火口と周辺から上がる噴気と音に勢いがあり、気になっていた」と説明。レストハウスにいた約150人の観光客は「冷静に行動していた。従業員も協力して即座に対応できた」と話した。

 紅葉シーズンを前に、観光関係者の間には戸惑いが広がった。スカイライン入り口に近い高湯温泉観光協会(福島市)会長の遠藤淳一さん(63)は「2年前にレベルが1に下がったばかり。この先は宿泊予約が鈍るだろう。(大穴火口から遠いことなど)正確な情報発信に努める」と語った。

最終更新:9/16(日) 11:45
河北新報