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安倍首相、対ロ外交「右往左往せず」=石破氏は疑問視―自民総裁選

9/16(日) 11:12配信

時事通信

 20日投開票の自民党総裁選に立候補している安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は16日、NHK番組で論戦を交わした。

 首相は、北方領土問題を棚上げして年内の日ロ平和条約締結を提案したプーチン大統領の発言が波紋を広げていることについて、「一部の発言で右往左往してはならない」と強調。石破氏は領土交渉の先行きに疑問を呈した。この後、両候補は津、仙台両市の演説会で党員らに支持を呼び掛けた。

 NHK番組で、首相はプーチン氏に「領土問題を解決して平和条約を締結するとの日本の原則は何回も申し上げている」と説明。発言後もプーチン氏に念を押したと語った。プーチン氏が「必ずこの問題を解決していくということを言っていた」とも明かした上で、「与党は政府を信頼してほしい」と求めた。

 これに対し、石破氏は「プーチン氏は『今思いついた』と言っていたが、そんなことはあるはずがない。ロシアは領土への執着はものすごい」と指摘した。

 2019年10月に予定される消費税率10%への引き上げに関し、首相は「基本的にはリーマン・ショック級の出来事がなければ引き上げる」と表明。石破氏は「税率を上げ、税収が落ちたら何にもならない。消費税を上げるに足るように個人の所得を伸ばさなければならない」と述べ、増税が可能な環境整備に努める考えを示した。

 また、石破氏は津市の演説会で、安倍政権の不祥事や1強体制への不満を念頭に「国民の気持ちが自民党から離れることを恐れる。政治に信頼を取り戻す」と訴え、会場から大きな拍手を浴びた。

 両候補そろい踏みの遊説は15日の京都、佐賀を合わせ計4カ所だけで、東京での開催は見送られた。演説会は12年総裁選の17カ所から大幅に減少した。 

最終更新:9/16(日) 19:19
時事通信