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<訃報>樹木希林さん75歳=女優

9/16(日) 18:49配信

毎日新聞

 テレビドラマ「寺内貫太郎一家」(TBS)や映画「わが母の記」(2012年)などの個性的な演技で高い評価を集めた女優の樹木希林(きき・きりん、本名・内田啓子=うちだ・けいこ)さんが15日、死去した。75歳。葬儀は30日午前10時、東京都港区南麻布4の11の25の光林寺。

【映画・テレビで活躍 樹木希林さんの軌跡】

 東京・神田生まれ。文学座研究生の1964年、TBSドラマ「七人の孫」に悠木千帆の芸名で出演。66年に文学座を離れ、77年に樹木希林に改名した。TBSの演出家、久世光彦さんと組んだドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」「ムー一族」などでは、若いながらも老け役を演じて親しまれた。「ムー」主演の郷ひろみさんとデュエットした劇中歌「お化けのロック」「林檎(りんご)殺人事件」も大ヒット。NHKドラマ「夢千代日記」「はね駒(こんま)」などにも出演した。

 映画でも際立った存在感を見せた。「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(07年)、「歩いても 歩いても」(08年)、「わが母の記」などで母親役を好演。18年、カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」には一家の祖母役で出演した。

 私生活では、73年にロック歌手の内田裕也さんと結婚。03年に網膜剥離で左目を失明し、05年には乳がんで右乳房摘出手術を受けた。13年、がんの全身転移を告白。先月には左大腿(だいたい)骨を骨折し、緊急手術を受けていた。10月公開の映画「日日是好日」にも出演していた。

 女優でエッセイストの内田也哉子さんは長女。俳優の本木雅弘さんは娘婿。08年紫綬褒章、14年旭日小綬章受章。

最終更新:9/17(月) 2:13
毎日新聞