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アムラー涙…奈美恵コール1時間、チケットなくても「少しでも」そばに

9/16(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 16日に引退する歌手、安室奈美恵(40)が15日、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われた音楽イベントでラストライブを行った。故郷で迎えた26年間の歌手人生を締めくくるステージは、約3500人が見守る中、新曲を中心に、歌手の平井堅(46)ら共演者とのコラボも披露。最後のステージを笑顔で終えた。一方、会場周辺にはチケットのないファンら約1万人が集まり“音漏れ参戦”。終演後は「NEVER END」を大合唱した。

 会場となった沖縄コンベンションセンター・展示棟の周りは静寂に包まれていた。場内の熱狂とは対照的。チケットを入手できなかった約1万人のファンが耳に手をあて、会場から漏れてくる音に必死に耳を傾けていると、終演を告げる大歓声が聞こえてきた。

 「終わっちゃった…」。仲間同士で声をかけあい、あちこちで抱き合って号泣する姿が。やがて小さな「奈美恵! 奈美恵!!」のコールが徐々に大きくなり、自然発生的に「NEVER END」の大合唱が始まり、約30分続いた。同曲は2000年7月の沖縄サミットのイメージソング。この地にふさわしい曲だ。

 会場の展示棟周辺は開演前からファンが持参したブルーシートで埋め尽くされた。「少しでも安室ちゃんの雰囲気が感じられて大満足」と長崎市に住む女子大生(25)と大分市に住む女子大生(22)の姉妹。安室が公演で着用したファストファッションブランド、ZARAのミニスカートを手作りで再現して身につけてきた姉は「(安室の)ライブ出演が発表される前から、引退の16日は妹と一緒に沖縄で過ごそうと決めていた」と明かした。

 大阪市の主婦(36)は駄々をこねて泣く3歳の愛娘に「し~っ」と言い聞かせながら耳を澄ませた。チケットをゲットできないまま「最後まで安室ちゃんに付いていく」と現地入り。「こんなに集中して安室ちゃんの声を聴こうとするのは初めて」としみじみ。

 川崎市の会社員の女性(33)は10年前に購入した黒のロングブーツ姿。「安室ちゃんの引退でこのブーツも履き納め」と寂しがったが、「歌とダンスは心の中に響き続けるから」と大勢のファンが目に見えずとも会場で躍動しているに違いない安室の姿に思いを寄せた。

 「みんなの中に、安室ちゃんの歌手人生が終わらない(NEVER END)でほしいという願いがある証拠」と泣きながら語ったのは、地元・那覇市の女子高生(17)。奈美恵コールは約1時間に及んだ。