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阪神 単独最下位転落 山中にもてあそばれた…主軸不在“あと一本”が

9/16(日) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 阪神4―6ヤクルト(2018年9月15日 甲子園)

 阪神は15日のヤクルト戦に敗れて3連敗を喫し、単独最下位に転落した。借金は今季最悪の10に膨らんだ。打線が相手先発・山中を打ちあぐね、投げても投手陣が7回までに6失点。投打に後手に回り、後半の追い上げも実らなかった。とはいえ3位まで1・5ゲーム差で、リーグ最多の22試合を残す。諦めるのは、まだ早い。

 くしくも15年前の9月15日は闘将・星野仙一監督に率いられた猛虎が甲子園球場で18年ぶりリーグ優勝の歓喜の瞬間を迎えた日だった。思い出の日に本拠地で3連敗を喫し、単独最下位に転落。借金は今季ワーストを更新する10まで膨らんだ。だが、下を向くわけにはいかない。金本監督は気丈に前を向いた。

 「そうなん?まだ残り試合があるから。頑張ります」

 意地は見せた。3点を追う8回だ。1死二、三塁から陽川の左前適時打で2点差まで追い上げた。なおも1死満塁と一打同点の好機をつくり出した。だが、あと一本が出なかった。指揮官も「そりゃあ、そうですよ。(同点まで)行きたかったですよ」と振り返った。ただし、最大の敗因はそこではなかった。

 「どうかな、ちょっと(タイミングを外されて苦しんだかは)分からんな。もちろん、そう(なんとか攻略したかった)ですよ」

 山中を打ちあぐね、後手に回った。初回1死三塁から大山の遊ゴロの間に5試合ぶりの先制点を奪いながら、以降は術中にはまった。緩急を操る巧みな投球に翻弄(ほんろう)され、6回までゼロ行進。試合の主導権は常にヤクルトにあった。5点を追う7回に2点を返し、山中をマウンドから引きずり下ろすも、時既に遅し。試合前まで防御率4・11だった右腕に7回途中まで3得点に封じられ、今季2勝目を献上。この拙攻こそが、最大の敗因だ。

 ただ打線がつながりを欠くのも、無理はない。右太腿に張りを訴えている福留が4試合連続の欠場。さらに北條が左肩亜脱臼で出場選手登録を抹消された。シーズン終盤に上位打線の1、3番を欠いてはベンチも打つ手が限られてくる。福留の状態について片岡ヘッドコーチは「打つことに関しては問題はないけど、あとは走ることがどうか」と先発復帰に慎重な姿勢を崩さず、当面は苦闘を強いられそうだ。

 最下位、借金10、主軸不在…。ただ3位・巨人とは1・5差。残り22試合で十分に逆転可能であることは間違いない。今こそ、執念を発揮する時だ。(惟任 貴信)

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