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<大相撲秋場所>白鵬、金字塔 後進の道しるべ

9/16(日) 21:40配信

毎日新聞

 ◇大相撲秋場所8日目(16日)

 白鵬が新たな金字塔を打ち立てた。節目の一番はスピードが際立った。

 左肘を痛めて休場し4日ぶりの土俵とはいえ、馬力が自慢の豊山が相手だった。立ち合いから左で張って出足を封じ、そのまま左上手投げ。およそ3秒で土俵の中で両手をつかせ「速かったね」と自賛した。「きっちり横を向かせてセオリー通り。さすが第一人者」と阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)をうならせた。

 休場明けの場所を中日で勝ち越した。それが節目の1勝とここ一番の強さを改めて示し「中日でできるとは思わなかった。大台と言うのかな。うれしい」と頬を緩ませた。「先場所休んで勢いが余っている」。初優勝した2006年から12年連続で優勝しているが、今年はまだない。それでも、33歳は躍動している。

 未踏の地を歩む心境をこう話す。「(大相撲は)何百年と続くのだから、若い者のためにも(記録を)伸ばしていかないと。目標が大きければ大きいほど若い者は頑張れる。私もそうだった」。孤独な前進を支える原動力は後進の道しるべになることだ。

 次はあと6勝に迫る幕内通算1000勝。「(今場所)行きたいね」と笑みを浮かべた。「白鵬」のしるべはいったいいくつ立てられるのだろう。【吉見裕都】

最終更新:9/17(月) 0:33
毎日新聞