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5人に1人は70歳以上 総務省、高齢者の推計人口を公表 女性の高齢者は2000万人超

9/16(日) 17:09配信

産経新聞

 「敬老の日」を前に総務省は16日、65歳以上の高齢者の推計人口を公表した。人口減少が進むなか、高齢者は9月15日時点で前年同期を44万人上回る3557万人となり、総人口に占める割合は28.1%と過去最高を更新した。70歳以上は2618万人に上り、全体に占める割合は初めて20%を超えて20.7%となった。また、女性の高齢者が初めて2000万人を超えた。

 70歳以上が5人に1人に相当する割合となったのは、戦後の第1次ベビーブーム(昭和22~同24年)に生まれた「団塊の世代」が平成29(2017)年から70歳を迎え始めたことが影響しているとみられる。

 総人口は前年比27万人減の1億2642万人で、23(2011)年以降、減少が続いている。高齢者数を男女別にみると、男性は1545万人で男性人口に占める割合は25.1%。女性は2012万人で女性人口に占める割合は31.0%だった。

 29(2017)年の高齢者の就業者数は前年比37万人増の807万人で過去最多を記録し、14年連続の増加となった。15歳以上の就業者総数に占める高齢者の割合は前年比0・5ポイント増の12.4%で、人口減少に伴って労働力が不足するなか、高齢者の就業が進んでいる。

 就業している高齢者の39%にあたる316万人がパートなどの非正規雇用で、この人数は19(2007)年の2.2倍となった。非正規雇用を選んだ理由をみると、男女とも「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も多かった。

 高齢者人口の割合は先進7カ国(G7)で日本が一番高い。2番目のイタリアが23.3%、3番目のドイツが21.7%で、最も低いのは米国の15.8%だった。

 総人口に占める高齢者の割合は昭和25(1950)年以降、上昇が続き、60(1985)年に10%、平成17(2005)年に20%を超えた。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、第2次ベビーブーム世代(昭和46~同49年)が65歳以上になる平成52(2040)年には総人口の35.3%が高齢者になる見通しだ。

最終更新:9/16(日) 18:22
産経新聞