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阪神D4・島田、赤星氏を追いかけスピードスターを目指す

9/16(日) 15:00配信

サンケイスポーツ

 【球界ここだけの話】「超積極的」を掲げる阪神2軍が、新たな金字塔を打ち立てた。シーズンチーム157盗塁。12日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で森越が二盗を決めると、2013年にソフトバンクが記録した156個を塗り替え、リーグ新記録が誕生した。その象徴が、D4位ルーキーの島田海吏外野手(22)=上武大=だ。

 「数的には多いですけど、その分失敗も多いので。自分の中では全然満足していないです。盗塁“王”って感じじゃない」

 現在、25盗塁はリーグトップ。持ち前の俊足を武器に、次々と塁を奪っている。だが失敗も18個と、まだまだ満足はしていない。求めるのは成功率の高さだ。

 技術に磨きをかけたのがスライディング。一瞬で明暗が分かれる盗塁。強く、二遊間を差し込めるように鍛錬を積んできた。「強くできているときもあれば、弱いときもある。そういうムラが、失敗の多さにもつながっていると思う」。試合前でも通常時の練習でも、必ず3回は塁に向かって滑り込む。毎日、ユニホームは泥だらけだ。

 背番号の重みはわかっている。入団と同時に球団から通算381盗塁を記録した赤星憲広氏と同じ背番号「53」を手渡された。甲子園の施設内にある、各タイトルホルダーが一覧に載っているプレート。島田はどうしても、堂々に輝く赤星氏の5年連続盗塁王(01-05年)に目がいってしまう。

 「やっぱり見ちゃいますよ…。数字もそうですけど、本当にすごい記録です!!」

 入寮時には大先輩の著書「頭で走る盗塁論(朝日新書)」を持参。3月30日の開幕戦ではニアミスで会うことはできかったが、憧れの先輩に少しでも近づきたい。

 「自分に合うスライディングを探しているところです。とにかく失敗を減らすことですね」

 阪神の新人でウエスタンの盗塁王になれば、2005年に29盗塁を記録した赤松(現広島)以来、13年ぶり。期待と重圧を背負い、虎の新しいスピードスターになる。(竹村岳)

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