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いなべ 栗田さん、アルゼンチンへ 海外協力隊で農業研究支援 三重

9/16(日) 11:00配信

伊勢新聞

 【いなべ】国際協力機構(JICA)のボランティアとして来月から1年5カ月間、アルゼンチンに派遣される三重県いなべ市北勢町の栗田修さん(60)が14日、日沖靖市長を表敬訪問した。

 栗田さんは神奈川県横浜市出身で、京都大学大学院で食品工学を学び、昨年度末まで県職員として酵母の開発、納豆の利活用など微生物を利用した有用化学を研究していた。発酵に関する多くの論文を発表し、微生物を有効活用してほしいという思いから退職後、JICAボランティアに応募した。「間接的に支えるだけでなく、実際に現地の人と触れ合って仕事をすることはより国際貢献につながる」と意気込んだ。

 農業大国のアルゼンチンでは農業系バイオマス資源の利用を進めている。栗田さんは派遣先のブエノスアイレス州ラ・プラタ市で農産物や食品の加工廃棄物を有用物質に変換する研究を支援する。

 栗田さんは「現地の人と交流する中で、どこまで研究で問題を解決できるか知っていきたい。研究は費用、設備などの環境が必要だが、それ以上に着想が大切。貧しい環境でもどこかに探られていない分野があり、できることが残されていると伝えたい」と話した。

 日沖市長は「シニア海外ボランティアは技術力がないとできない。いなべ市では非常に珍しい。技術は国際共通言語。現地でコミュニケーションを取って活躍してほしい」と激励した。

伊勢新聞

最終更新:9/16(日) 11:00
伊勢新聞