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吾妻山に火口周辺規制 「噴火警戒2」に引き上げ

9/16(日) 11:27配信

福島民報

 気象庁は十五日、吾妻山(福島、山形両県)で小規模な噴火の可能性があるとして噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。大穴火口から約一・五キロの範囲で噴石への警戒を呼び掛けている。
 気象庁によると、約一・五キロの範囲内に居住地域はない。大穴火口の風下では降灰や風の影響を受ける小さな噴石、火山ガスへの注意も必要としている。 
 吾妻山では十五日午前九時十三分、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動を観測した。時間は約四分四十秒だった。七月二十二日にも火山性微動が発生した。以降、大穴火口付近に設けた傾斜計は、火山性微動などの影響で地面が火口側に上昇する変化を観測している。 
 八月中旬から火山性地震がやや多い状態で、九月九日に四十七回、十日に四十四回を記録。十五日に再び火山性微動を観測したことから噴火警戒レベルを引き上げた。気象庁によると、監視カメラによる観測では大穴火口とその付近で噴気などの状況に特段の変化は見られない。 
 吾妻山の噴火警戒レベルは二〇一四(平成二十六)年十二月に1から2に引き上げられ、二〇一六年十月に1に引き下げられた。一九七七(昭和五十二)年の噴火では火口周辺に降灰があった。 
 県や福島市などでつくる吾妻山火山防災協議会は今年三月、噴火警戒レベルが2となった場合の立ち入り規制範囲を「火口からおおむね五百メートル以内」から「火口からおおむね一・五キロ以内」に見直した。新基準が適用されるのは今回が初めて。

福島民報社

最終更新:9/16(日) 11:39
福島民報

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