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iPhone XS Max、XR実機でわかった「アップルが固執する理由」――本当に重要なのは、たった2つの要素だ

9/16(日) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

今回のiPhoneのキモはどこか?

世の中の話題は、大型画面で立派な価格の「iPhone XS Max」や、エントリーモデルに近い「iPhone XR」が6.1インチと大型画面になったことかも知れない。

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iPhone XS Maxは、画面の大きさのインパクトとは裏腹に、意外と持ちやすい。実はiPhone 8 Plusとほぼ同じ面積であり、それでいて薄くなっているからだ。絶対的なサイズとしてはもちろん大きいのだが、「Plus系」のiPhoneを使っていた人なら全く問題なく受け入れられるだろう。

一方、同じ「XS」でもMaxがつかない方はどうか? デザインやサイズがiPhone Xと同じなので、「iPhone Xでいいのでは」という印象を持ちそうだ。

画面サイズや画質の第一印象については、確かにそうかも知れない。けれども、後半で触れている「中身の強化」が効いていて、動作はより快適だ。たしかにiPhone Xから買い換えるか?と言われると悩ましいが、旧機種の利用者ならば、XよりもXS、というのがファーストインプレッションだ。

じゃあ、廉価モデルにあたるiPhone XRはどうか?

正直なところ、筆者を含め報道陣の反応がもっとも良かったのが、XRなのだ。カメラでズームがしづらいこと、防水性能が劣る(XSはビールをかけても大丈夫だ!)こと、そしてやはりディスプレー画質の差(XS系は有機ELなのに対して、XRはIPS液晶)などが、XS系との差になる。とはいえ、カラーバリエーションが美しいこと、ディスプレーも解像度など「スペックの差」ほど見劣りするものではない。

あくまで第一印象ではあるものの、iPhone XS Maxと比較して、4万円のコスト差を考えれば「かなりアリ」だ。

これらのように、確かに外観上、今回の新製品は、ディスプレーサイズの変化が目立つ。けれども、一番大事な「アップルの今回の勝負どころ」は実はそこではない、と筆者は考えている。

・TrueDepthカメラが最新世代で標準になった
・新モデルに、マシンラーニングを強化したプロセッサーを搭載した

この2点こそが、アップルが他社との差別化のためにリソースをつぎ込んだ「アップルの戦略的変化」だ。

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